ユナイテッド

スールシャール監督が考える守備のプラン

誇張された表現が多く使われる現代のフットボールでは、“安定感”という言葉はポピュラーではない。しかし、これこそ、オーレ・グンナー・スールシャール監督がマンチェスター・ユナイテッドのディフェンスに求めているものだ。

監督は、近年のユナイテッドが負傷者に悩まされ、一定したラインナップを組めずに苦しんだことを理解している。

その結果、プレミアリーグで安定したパフォーマンスができず、昨季はクリーンシートだった試合がわずか7にとどまった。しかも、オールド・トラッフォードでの無失点は、わずかに2試合のみだ。

オーレは、開幕戦で屈強な守備を築き、4-0でチェルシーに快勝した2019-20シーズンで、この傾向を改善したいと考えている。

もちろん、チェルシーにも得点機会はあった。ただ、ダビド・デ・ヘアが開幕節ではリーグ最多となる7本のシュートをセーブし、失点を防いだ。セーブ機会は多かったものの、デ・ヘアが苦しむ場面は見られなかった。

右サイドバックとして出場し、公式戦デビューを飾ったアーロン・ワン・ビサカも、4度のタックルを完璧に決めてファンから喝采を浴びた。そして同じく新加入のハリー・マグワイアもセンターバックとして出場し、インターセプトを4回も決めた。

2018-19シーズンに成長したビクトル・リンデロフも守備で貢献。マグワイアとのパートナーシップ構築を予感させた。

そして左サイドバックに起用されたルーク・ショーには、レギュラーの座を明け渡すつもりがない。昨季はクラブでの自己ベストだった年間20試合を大幅に更新し、40試合に出場した。

スールシャール監督は、ワン・ビサカ、マグワイア、リンデロフ、ショーを守備のファーストチョイスにするとは明言していない。そして、おそらくそうはならないだろう。なぜなら、出場機会を得るため、多くの選手間で競争することになるからだ。しかし、先週末のインタビューで、監督は最終ラインの安定を希望の一つに挙げた。

「成功を収めるチームになるには、守備、そしてプレーする上での基礎を築かないといけない」と、監督はAonトレーニングコンプレックスで語った。

「常々、フットボールの試合に勝つ資格を得ないといけないという言い方をする。それを得るには、良い守備を実行すること。チームの基礎を築き、安定したチームを作りたい」

「できれば大幅にメンバーを変えるような状況にはなりたくない。ここ数年は、負傷してしまう不運な選手が多かった。ジョゼ(モウリーニョ)、ルイ(ファン・ハール)、もっと言えばデイヴィッド(モイーズ)の頃から最終ライン、特にセンターバックを変更しなければいけなかった。安定したラインナップを組みたい」

マグワイア v チェルシー動画

センターバックの競争にはフィル・ジョーンズ、マルコス・ロホ、クリス・スモーリング、アクセル・トゥアンゼベが加わり、サイドバックの競争にはディオゴ・ダロト、マッテオ・ダルミアン、アシュリー・ヤングも加わる。つまり、守備陣のオプションは豊富だ。

「チャレンジになることが良い」と語ったのは、クラブレジェンドのウェズ・ブラウンだ。「選手はプレーしたがる。試合に勝てば選手も喜ぶが、ステップアップすることが彼らのチャレンジになる。今シーズンは、選手たちが実力を証明する機会になる」

スールシャール監督は、ウルヴズ戦に向けたプランを会見で語るだろう。会見は、日本時間16日(金)18:00からクラブ公式アプリで視聴できる。

公式アプリのダウンロードは、こちらから。

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