ユナイテッド

パルチザン・ベオグラード戦プレビュー

水曜日 23 10月 2019 16:29

マンチェスター・ユナイテッドは、木曜の夜にベオグラードでFKパルチザンとUEFAヨーロッパリーグで対戦する。

今節はグループLの3試合目で、ホームでFCアスタナに1-0で勝利し、3週間前にハーグでAZとスコアレスドローとなったユナイテッドは、現在グループ2位につけている。

セルビアで、“スチームローラー”の愛称で知られるチームとの試合前にチェックすべき情報を紹介したい。

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公式ウェブサイト、アプリで最新情報をアップ予定。試合は、日本時間25日(金)1:55開始だ。

パルチザン v ユナイテッド
言う

10月24日|UEFAヨーロッパリーグ・グループL|パルチザン・スタジアム|主審:ザビエル・エストラーダ・フェルナンデス

会場

パルチザン・スタジアム、または旧称JNAスタジアムは、ユナイテッドの歴史にとって特別な会場だ。バズビー・ベイブスがミュンヘンでの飛行機事故に遭う前にプレーした最後の会場だったからだ。1958年、ユナイテッドは同会場でパルチザンのライバル、レッドスターと対戦した(試合は3-3のドロー。2試合合計5-4で勝利)。それから8年後に再び同じ会場でプレーし、それからも試合をしている。会場の収容人数は3万2710人で、ベオグラードでは、レッドスターもしくはセルビア代表の本拠地スタディオン・ツルヴェナ・ズヴェズダに次いで2番目に大きなスタジアム。今年の8月、UEFAはパルチザンに対し、ファンによる差別行動があったとして、欧州大会のホームゲーム2試合を無観客試合にする処分を科した。この処分はすでに実行されているため、木曜の試合は全サポーターが来場可能だ。

過去の対戦

アスタナとAZアルクマールは、今シーズンのヨーロッパリーグを戦うユナイテッドにとって新顔だが、パルチザンとは過去に対戦経験がある。1966年にはヨーロピアンカップの準決勝で対戦して敗れた。ベオグラードでの第1戦では、後半にムスタファ・ハサナジッチ、ロダスラブ・ベセヤッチにゴールを決められ、マット・バズビーのチームはオールド・トラッフォードでの第2戦に挑んだ。熱の入った一戦では、パディ・クレランドとジョヴァン・ミラディノビッチが退場処分を受けたものの、ノビー・スタイルズが1点を返した。あと1点を決められず、ベオグラードが優勝をかけた一戦に進出したものの、彼らは決勝でレアル・マドリーに2-1で敗れた。

チームニュース

アーロン・ワン・ビサカとアントニー・マルシャルは、1-1のドローに終わったリヴァプール戦で復帰。セルビアとの一戦でもメンバーに加わる可能性がある。オーレ・グンナー・スールシャール監督は、過密日程を考慮しローテーションを実行する可能性がある。監督は、先週末の時点で、ルーク・ショー、ジェシー・リンガードのファーストチーム復帰が近いことを示唆した。

対戦チーム情報

パルチザンは、国内ライバルのレッドスターに次いでセルビアで2番目に多く成功を収めている。これまでにユーゴスラビア・ファーストリーグで11度、セルビアとモンテネグロのファーストリーグで8度、セルビアスーパーリーガで8度、合計27度の国内優勝を誇るチームだ。1966年には東欧で初めてヨーロピアンカップ決勝に進出。2019-20シーズンは、大陸間の大会に出場した44シーズン目になる。クラブ公式ニックネームの“スチームローラー”の由来は、1953年の12月に行なわれたレッドスター戦に7-1で圧勝したことで、その話はクラブのアンセムでも触れられている。以前は元マンチェスター・シティーのステヴァン・ヨヴェティッチ、マティヤ・ナスタシッチ、フルアムのアレクサンダル・ミトロヴィッチが所属したクラブでもある。

現在の調子

AZアルクマールに2-2のドロー、アスタナに2-1で勝利し、得失点差により現在グループ首位。レッドスターに勝ち点30差を離されて昨季3位に終わったセルビア・スーパーリーガだったが、セルビアンカップには4年連続で優勝。2019-20シーズンは7勝2敗2分で現在6位としている。

監督情報
言う

パルチザンのサボ・ミロシェビッチ監督は、イングランドのファンには馴染み深い。46歳のミロシュビッチは1995年から98年まで3年間アストン・ヴィラに所属し、1996年にはリーグカップ優勝に貢献。

注目選手

プレミアリーグ経験者も少なくない。オールド・トラッフォードで2009年に5試合でプレーしたゾラン・トシッチ以外にも、元リヴァプールのラザル・マルコヴィッチが今年の夏に復帰。リーグ4試合で3ゴールを決めている。ゴールキーパーでキャプテンのヴラディミル・ストイコヴィッチは、ウィガン・アスレティック、ノッティンガム・フォレストでプレーした経験を持っている。トップスコアラーのサディクには要注意。また、ギニア代表のセイドゥバ・スマーは、ミッドフィルダーながら今季6ゴールを記録し、イスラエル出身のビブラス・ナトホも欧州での経験が豊富で、ルビン・カザン、CSKAモスクワでチャンピオンズリーグでプレー。ユナイテッドとも2015年に対戦している。

元ユナイテッドのゾラン・トシッチは2017年にパルチザンに加入

審判

スペインのザビエル・エルトラーだ・フェルナンデスが主審を務め、ロベルト・アロンソ・フェルナンデスとイニーゴ・プリート・ロペス・デ・セラインがアシスタント、パブロ・ゴンサレス・フエルテスが第4審判を担当する。尚、VARは2020年5月27日にグダニスクで行なわれる決勝まで使用されない。

ライバルの試合

プレミアリーグのライバル、ウルヴズも同日の同時刻に試合を行なう。アーセナルはホームでヴィトーリアSCと対戦する。グループステージ第3節の対戦カードは以下の通りだ。

10月24日(木)

AZアルクマール v アスタナ
ベシクタシュ v ブラガ
CSKAモスクワ v フェレンツヴァーロシュ
ゲント v ヴォルフスブルク
イスタンブールBBSK v  ヴォルフスベルク
ルドゴレツ v エスパニョール
パルチザン v ユナイテッド
ポルト v レンジャーズ
カラバフ v アポエル
ローマ v メンヒェングラートバッハ
サンテティエンヌ v オレクサンドリーヤ
スロヴァン・ブラチスラヴァ v ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
ヤングボーイズ v フェイエノールト

アーセナル v ヴィトーリアSC
セルティック v ラツィオ
ディナモ・キエフ v コペンハーゲン
アイントラハト・フランクフルト v スタンダール・リエージュ
ヘタフェ v バーゼル
マルモ v ルガノ
PSVアイ���トホーフェン v ラスク
レンヌ v CFRクルジュ
セビージャ v デュドランジュ
スポルティングCP v ローゼンボリ
トラブゾンスポル v クラスノダール

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