ユナイテッドがレインボーレースをサポート
マンチェスター・ユナイテッドは、レインボーレース・キャンペーンを再び支援することで、競技の内外ですべてのLGBTQ+の人々のインクルージョンと平等を推進する。
日曜日にスタンフォード・ブリッジで行われるチェルシー戦と、来週木曜日にオールド・トラフォードで行われるアーセナル戦では、両チームのキャプテンがレインボーカラーのアームバンドを着用し、キャンペーンをアピールする。また、アーセナル戦では、スタジアムやマッチデープログラムに応援メッセージを掲載し、サー・アレックス・ファーガソンスタンドの2階席に設置された『Rainbow Devils』の新しいバナーがファンに初めて披露される。
ユナイテッドのLGBTQ+サポーターズクラブ『Rainbow Devils』をプロモートするこのバナーは、世界中のLGBT+ファンをサポートするシンボルであり、すべてのサッカーサポーターのアライシップの重要性を促進することを目的としている。
『Rainbow Devils』のバナーができるまで
サー・アレックス・ファーガソンスタンドに設置された『Rainbow Devils』のバナーについてメンバーが語る
2019年2月に結成されたこのグループは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーのマンチェスター・ユナイテッドサポーターに力を与え、祝福し、フットボールをとりまく環境の中で安全で包括的な空間を提供するために活動している。
マンチェスター・ユナイテッドのコミュニケーション・ディレクターであるチャーリー・ブルックスは、次のように述べている。「私たちには、クラブとして、ダイバーシティとインクルージョンを大切にし、積極的に推進してきた誇らしい歴史があります。私たちはあらゆる国籍、信条、そしてもちろんあらゆる性的アイデンティティに対して開かれたクラブです。重要なのは、その人の性的アイデンティティではなく、ユナイテッドのファンであるということです。それが『オールレッド・オールイコール』の理念であり、今日ここでレインボーデビルズのメンバーたちと積極的に対話をもつ理由でもあります」。
「重要なのは、我々クラブが、すべてのファン、ゲイのファン、LGBTQ+のファンの味方であること、そしてファン同士もそれを推進することです。それはユナイテッドのファンであるという名のもとに得られる帰属意識であり、それこそが重要なのです」。
レインボーデビルズの会長であるエリック・ナジブ氏は、「私たちにとって大きなことは、グラウンドでの可視化を実現することで、それができたことをとてもうれしく思います。ユナイテッドにLGBTQ+のサポーターズグループがあることは重要なことだと思います」と話した。
「以前はフットボールが自分の場所ではないと感じていた人たちが、組織によって力を得たことで、再び試合に来るようになりました。私たちは、これからも前進あるのみだと思っています。フットボールはすべての人のためのものであるべきで、マンチェスター・ユナイテッドの『オールレッド・オールイコール』キャンペーンに参加できることを、私たちはとても誇りに思っています」。
『オールレッド・オールイコール』について
オールレッド・オールイコールは、平等性、多様性(ダイバーシティ)、包括性(インクルージョン)を支持するという、クラブ全体としての重要な誓約だ。
マンチェスター・ユナイテッドは、その幅広く多様なファン層を誇りに思い、すべての人が自分が歓迎されていると感じ、自分らしいままでユナイテッドをサポートできることを望んでいる。
そのためには、私たち全員が、同性愛嫌悪といったあらゆる形態の差別に挑戦し、それを目にした場合には報告する必要がある。
差別を報告したい方は、manutd.com/seeredにアクセスしよう。