ユナイテッドが狙うべきは「現代的」なストライカー

今シーズン終了後、ラルフ・ラングニックはオランダ人監督に指揮を委ねる。そしてその際に課題となるのは、ユナイテッドの攻撃陣を強化することだと暫定監督が示唆した。

これは、オールド・トラッフォードでユナイテッドが3-0で勝利したブレントフォード戦後の会見で、クリスティアーノ・ロナウドが前線にいることで、レッズがターゲットにするフォワードのタイプに影響があるのではないかと聞かれて、ラングニックが答えたものだ。

「クリスティアーノはセンターに陣取るタイプのストライカーではないし、そのポジションでプレーすることを望んでいない」と語ったラングニック。

「クラブは、このチームにさらなるクオリティと攻撃オプションを与えてくれる少なくとも2人の新しいストライカーを必要としている」。

「そして、その2人の現代的なストライカーは、必ずしもウィンガーである必要はない」。

「国際的なフットボールを見ると、今でも2人のストライカーでプレーしているトップチームはそれほど多くない。海外のトップチームのほとんどは、3人のストライカー、あるいは偽9番を採用している」。

ラングニックは、プレミアリーグのライバルであるリヴァプールやマンチェスター・シティーの層の厚さを指摘し、今シーズンのユナイテッドはこのセクションで劣っていたと説いた。

「リヴァプールとマンチェスター・シティーには、5、6人のトップクラスのストライカーがいる」。

「ガブリエル・ジェズスは、4週間前までほとんどプレーしていなかったが、現在はレギュラーだ。彼はセントラルストライカーなのかウィンガーなのか？（ジャック）グリーリッシュはウインガーなのか、それともセントラルストライカーなのか？」

「彼らは全員ストライカーで、さまざまなポジションでプレーすることができる。スイッチすることもできるし、ローテーションもできる」。

「そういう選手は、うちにはあまりいない」。

「メイソン・グリーンウッドはレギュラーとしてプレーする選手の1人だったが、ウェストハム戦の後、メンバーから外れてしまった。（アンソニー）マルシャルはセビージャにレンタル移籍していたし、エディンソン・カバーニはほとんど負傷していたから、前線のバリエーションはそれほど多くなかった」。

「だから私にとっては、単にポジションの問題だけでなく、マンチェスター・ユナイテッドが将来的にいかに質の高い選手を獲得できるかが重要なのだ」。