カバーニとペリストリがウルグアイ代表で活躍
今回のワールドカップ南米予選は、マンチェスター・ユナイテッドの南米勢にとって実りあるものとなった。
ウルグアイは、4連敗を喫した後、長年監督を務めたオスカル・タバレスと袂を分かち、プレッシャーを抱えた中で今回の予選に臨んだが、パラグアイ戦に1-0で勝利して出場権獲得に望みをつなぐと、続くベネズエラ戦にも4-1で快勝した。
この結果、ウルグアイは4位に浮上。ベネズエラ戦でディエゴ・アロンソ新監督はファクンド・ペリストリとエディンソン・カバーニの両選手を先発起用した。
トッテナムの新戦力となったロドリゴ・ベンタンクールが試合開始後1分で先制すると、ペリストリの魔法のようなウイングプレーからジョルジアン・デ・アラスカエタが追加点。
レッズからアラベスに期限付き移籍中のペリストリの溌剌としたプレーもさることながら、カバーニは見事なバイシクルキックで追加点。ウルグアイがハーフタイム前に3-0とリードを奪った。
後半、ボックス内でペリストリが後ろからロナルド・エルナンデスに倒されると、主審はVARで検証した後、スポットキックを与えた。これをルイス・スアレスが、リテイクの後に決めてウルグアイが4点目をゲット。
68分、ペリストリとカバーニは仕事を終えて退いた。
「再び国を代表してプレーすることができてとても誇りに思う」とSNSでコメントしたペリストリ。「自分は夢のような人生を生きている。このことは生涯忘れない」。
ベネズエラのジョセフ・マルティネスが1点を返したが、試合はウルグアイが4-1で勝利。彼らの運命は、3月に行われるペルーとチリとの最終予選での勝敗にかかっている。
一方、ブラジルのアレックス・テレスはパラグアイ戦に左サイドバックで先発。試合はブラジルが4-0で大勝した。これでブラジルは、ワールドカップ予選での無敗記録を15に伸ばした。
すでに2022年のカタール大会への出場権を手にしているブラジルは、この試合ではフレッジを休ませた。
大幅に変更されたラインナップとともに戦列に並んだテレスは、クリーンシート達成に貢献した。
リーズ・ユナイテッドのラフィーニャが93秒後にゴールを決めたが、これはVAR判定により無効とされた。しかしその後、このウインガーは今度は正当なゴールをゲット。そして後半は一方的な展開となった。
アストン・ヴィラにレンタル中のフィリペ・コウチーニョが見事な長距離弾を射止めた後、アヤックスのアントニーが追加点。ロドリーゴがダメ押しの4点目を決め、ブラジルが12月の本戦の優勝候補と呼ばれるにふさわしい勝利を手にした。