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ダロト

ダロト、ユナイテッド加入までの足跡

生まれ故郷ブラガにあるフィンタス・アカデミーに6歳で入団して以来、ディオゴ・ダロト(フルネームはジョゼ・ディオゴ・ダロト・テシェイラ)は才能をいかんなく発揮してきた。

ポルトガルの2大クラブ、ポルトとベンフィカが獲得をめぐって争った結果、ダロトは2008年、9歳でポルトの育成所に入団。以降、国内でもっとも成長が期待される逸材の一人として注目されてきた。

 このティーンエイジャーの才能を確信したジョゼ・モウリーニョは、この夏の移籍マーケットでいち早くダロトの獲得に動いた。そしてシャフタール・ドネツクのブラジル人MFフレッジに続く2人目の新戦力としてユナイテッドに迎えられた。

ダロトは、天性のスピードと攻撃への意欲を備えた、典型的なモダンサッカー型のサイドバックで、精度の高いクロスを武器とし、左右両方のサイドバックでプレーできる。

マッチアップした相手との地上戦はもちろん、長身を生かして空中戦でも強さを発揮する。

14-15シーズンには、ポルトガル2部リーグのパドロエンセに一時的にレンタルで加入、ポルトのリザーブチームでも実績を積み、ダロトは着実に経験値を増やしていった。

 ポルトガル代表では、U-15からU-21まで全世代で招集を受け、2016年にアゼルバイジャンで行われたU-17欧州選手権では5試合に出場して2得点をあげ、大会のベストイレブンにも選出された。

オランダとの準決勝戦では貴重な得点をあげて2-0での勝利に貢献。バクで行われたスペインとの決勝戦でもゴールを決めて1-1とし、ポルトガルはPK戦の末(5-4)見事優勝した。

またU-19チームでも欧州選手権でのベスト8入りに尽力。この大会でもベストイレブンに選ばれている。

2017年にはU-20W杯に出場し、国際舞台でさらなる経験を積んだ。ポルトガルは準々決勝でウルグアイにPK戦の末敗れて敗退したが、ダロトはそれまでの全試合に出場した。

ポルトでのシニアデビューは2017年10月。プリメーラ・リーガでのデビューはさらに数ヶ月後の2018年2月のことだった。しかし彼のパフォーマンスはすぐさま、今後彼に輝かしい未来が待ち受けていることを予想させた。

 ポルトのセルジオ・コンセイサオ監督から与えられたチャンスを両手で受け取ったダロトは、デビュー戦となったポルティモネンセ戦で2アシストを記録して5-1勝利に貢献した。

ホームでのデビューは、強豪スポルティング・リスボン戦という大舞台となったが、ダロトは緊張する様子もなく傑出したパフォーマンスを披露。2-1で勝利をおさめたポルトは、プリメーラ・リーガ2連覇へ向けて貴重な勝ち星を積み上げた。

ビッグマッチでも物怖じしない才覚を見込まれ、UEFAチャンピオンズリーグでもデビューの機会を与えられると、3月に行われたラウンド16 第2戦のリヴァプール戦でダロトはアンフィールド・スタジアムに立った。

この試合でダロトはイエローカードを受け、ポルトも第1戦での5-0という大敗が響いいて勝ち抜けは叶わなかったが、ダロトは左サイドバックで安定したパフォーマンスを発揮し、リヴァプールの攻撃陣をゴールレス・ドローに封じた。

ダロトの成長を大きくアピールできた舞台は、UEFAユースリーグだった。ポルトのU-19の一員として出場すると、5試合で2ゴール2アシストを決めた。

エスタディオ・ド・ドラゴンでボールボーイも務めたダロトは、かつて中盤、あるいはセンターFWとしても起用された。その時の経験が、ゴールを狙う今の姿勢に繋がっているのかもしれない。

これまでのキャリアにとって最大のステージになった2017-18シーズンには、合計33試合に出場し、4ゴール8アシストを記録。

シニアではヒザの負傷もあり8試合の出場にとどまったものの、興味深いのはダロトが出場した場合と、欠場した場合との勝率にある。出場した場合は83.3%だったのに対し、欠場した場合は82.1%に落ちた。

リカルド・ペレイラがレスター・シティーに移籍したため、ポルトはダロトが右サイドバックのレギュラーに定着すると考えていた。しかし、これだけの才能を持つ選手をモウリーニョ監督が放っておくはずもなく、オールド・トラッフォードに連れてくることを強く希望した。

ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督も認める逸材には、遅かれ早かれシニア代表でのデビュー機会も訪れるだろう。ひょっとすると、Euro 2020が彼にとって光り輝く大会になる可能性だってある。

ユナイテッドでは、アメリカを訪問するAon主催のツアー2018で新たなチームメートと関係を築くようになる。

将来的なアントニオ・バレンシアの後継者候補でもあるダロトの加入により、ユナイテッドのDFは強化された。ダロトの目標は、2018-19シーズンのレギュラー定着に他ならない。

俊敏で、技術が高く、戦術にも明るく、鋭いタックルが武器のダロトには、ユナイテッドで成功できるだけの能力が備わっている。