ユナイテッド

アーロン・ワン・ビサカ流サイドバック哲学

火曜日 13 4月 2021 11:24

マンチェスター・ユナイテッドのクラブマガジン、Inside United最新号の表紙は、アーロン・ワン・ビサカが飾っている。

まもなくユナイテッド100試合出場を達成するアーロンが、クラブマガジンとのインタビューで、選手としての自身を形成していることについて語っている。

アルファベット順にAのアーロンから、Zのザハまで、“スパイダー”の愛称で知られるワン・ビサカに様々な質問を投げかけた。

手始めに、サイドバックが最も難しいポジションである理由について聞いた。

「サイドバックは一番体力を消耗するポジションで、一番辛いと思う。試合中、ずっとアップダウンを繰り返すからね」

「集中していないといけないし、僕たちは3日間隔で試合があるから、リカバリーも大事。それに、精神的にもしっかり準備して臨まないといけない」

アーロンは、今シーズンの50試合中45試合に出場。彼を上回る試合に出場している選手は、ハリー・マグワイア、マーカス・ラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデスだけだ。

WhoScoredによれば、プレミアリーグでも29試合に出場し、ブロック、インターセプトの数でトップを記録。アーロンの技術の中でも群を抜いているのは、タックルだ。

本人に、タックルの秘訣についても聞いてみた。

「タックルを上手に決めるには、集中力が大事。それから辛抱強さもだね。すぐに飛び込むのではなくて、辛抱強く待たないといけない」

「僕は、ポゼッションを保持している選手についていく感じで、ライン付近で相手を倒す。あとのことは、自然に任せる」

「良いタックルを決められると気持ちが良いんだ。またすぐにタックルを仕掛けたくなる」

「興奮するんだよ」

すでにイングランドでも有数のサイドバックとして知られるアーロンだが、歩みを止めるつもりはない。

昨年の10月に行われたニューカッスル戦で初ゴールを決めた彼は、9-0で圧勝したサウサンプトン戦でもゴールネットを揺らした。アーロンには、チームメートの中で攻撃に関して影響を受けている選手がいるという。

ワン・ビサカの初ゴール 動画

ワン・ビサカの初ゴール

アーロン・ワン・ビサカにとってプロ初ゴールの瞬間を振り返る。

「もしチームメートの特性を自分のものにできるのなら、ブルーノの視野の広さが欲しい」

「練習で彼と対峙すると、例えば僕の右肩越しにパスを出してくるように見えるのだけれど、全然違う方向に出すんだ。彼は本当に予測不可能な選手」

将来については「僕は、クラブでもっと多くのことを成し遂げたい」と、アーロンは言う。「このクラブ、このチームでなら、あらゆることが可能」

「目標は、今後数年で可能な限りのトロフィーを獲得すること。個人的には、もっと得点を増やしたい」

「得点の感覚も今ではわかっているから、できることなら毎週ゴールを決めたい。もし、失点を防ぐタックルと、ゴールのどちらかを選べるなら、ゴールを選ぶ」

ワン・ビサカ vs セインツ 動画

ワン・ビサカ vs セインツ

アーロンのゴールから始まった快勝劇

今日の出来事

木曜のグラナダ戦に向け、選手たちはAonトレーニングコンプレックスで調整に励む。

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