ユナイテッド

マタがモイーズ、ファン・ハール、モウリーニョ、オーレを語る

フアン・マタ以上に、複数の監督の下でプレーすることのメリットを上手に説明できる選手は一握りしかいない。

2010年のワールドカップを制したスペイン代表は置いておいて、バレンシア、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドで彼は素晴らしい監督に恵まれた。

UTD ポッドキャストに出演したマタは、ユナイテッドで指導を受けた4人の監督について語った。

デイヴィッド・モイーズ(2014年)

「監督が退団するということは、選手が良い結果を残せなかったということ。嬉しいものではないね。残念ながら、彼はチームを去らないといけなくなってしまったけれど、もちろん感謝している」

「覚えているのは、ライアン・ギグスが暫定監督としてシーズン最終戦の指揮を執ったこと。ファンの声援に応えるために、スタジアムをぐるっと回ったことだね」

ユナイテッ
2014年1月にマタを獲得したデイヴィッド・モイーズ

「シーズン中の声援に感謝して、また来シーズン会おうという感じでね。実はその時、怖かったんだ。僕たちはリーグ7位で、マンチェスター・ユナイテッドがいるポジションではなかった。手は振ったけれど、きっとブーイングされたり、野次が来るものと思っていた。僕はスペイン出身だから、チームが良いパフォーマンスをしなかった時の反応はわかっている」

「もしものことを考えて、ファンの目を見ないようにした。恥ずかしかったんだ。(ピッチを)半周したくらいで、皆が僕たちに拍手をくれて、歌ってくれて、励ましてくれていることに気づいた。皆は、『気にするな。また来シーズンがある』と言っていて。本当に素晴らしかったね」

ルイ・ファン・ハール

「彼は怖かった。ただ、とても良い人。本当に良い人で、親切。分別のある人。そういう風に見えないかもしれないけれど、本当に良い人」

「重要な話をする時には、たまに感情的になって、涙を流したこともあった。あるべき形のフットボールを見ると、彼は感情を表に出していた。最初のミーティングはLAで、プレシーズンツアー中だった。監督は、夕食後に彼の部屋で選手全員と1対1で話したいと言って、それぞれが監督と話して、自分の番が来た」

「部屋に入ったら、監督とライアン・ギグスがいた。リオハという赤ワインのボトルが置いてあって、グラスが3つ用意されていた。監督から『一杯飲むか?』と聞かれて、『いいえ、大丈夫です』と答えた。彼はワインを口にして、『君が何者かを教えてくれ』と言われたんだ」

「それで『僕の名前はフアンで、26歳。フットボール選手です』と答えたら、『そうじゃなくて、人間としての君を知りたいんだ。家族は? 人生で大切なことは?』とか、そういうことを聞かれた」

「彼は戦術に関して書かれた紙を持っていて、『どこでなら一番フィットする?』と聞かれた」

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ルイ・ファン・ハール時代に良い思い出があるフアン

「それで自分のポジションを答えた。プレシーズン中には、5バックも試したし。前線に2人、10番のポジションを置く形にして、監督は10番のポジションで僕を試した。それからの監督は怖かったけれど、練習後は優しい人だった。戦術に詳しい監督という以上に、彼は素晴らしい人で、多くを学んだ」

「試合後には、すぐに車に乗って帰るのではなく、ファンにサインするように言われたよ。そのおかげで、以前、ある母親から感謝されたんだ」

「チャンピオンズリーグ出場権も獲得したし、FAカップも優勝した。彼にとっても、僕たちにとっても感動的な瞬間だった」

「優勝を喜んでくれて、僕たちに感謝してくれた。監督も、続投かどうかをわかっていない感じだったから、きちんとしたお別れではなかった。ただ、感動的なスピーチだったよ。それから連絡も取り合ったけれど、監督の退団は悲しかった。素晴らしい人だったから」

ジョゼ・モウリーニョ

「何も思わなかった。周りから頻繁に、何を話したか聞かれたけれどね。僕たちはマンチェスターについて話し合って、その数日前にあったバルセロナの試合、フットボールについて語った。僕たちの関係性は、普通で、良い。お互いに尊敬しあっていて、個人的な問題などなかった」

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ツアー中に談笑するマタとモウリーニョ

「フットボールに関する話は別物。彼には彼のやり方があって、僕の能力はそこに完璧にはハマらなかったかもしれない。それだけのこと。そういうことは起こり得るわけで、僕は『トライしよう』という気持ちになる。家族は不安に思っていたみたいだし、ファンも『これからどうするの?』と言っていた。でも、僕はクラブに残ることを決めていたし、周りが思う以上にやれることを証明しようと思っていた。僕のキャリアでも誇りに思える時期になったよ。自分で決めて、自分の力を試して、プレーし続けたのだからね。カラバオカップ、それにヨーロッパリーグ決勝の時も、僕はチーム内で重要な立場にいると感じられた。ジョゼの下でやっていた時も、そう感じていたんだ」

「退団が一番楽なことだったのかもしれないけれど、僕はそういうタイプではない。僕は自分の力を信じている。自分は強いと思っている部分があるのかもしれないね。そうありたかった。それから時間が経って、リーグ2位になって、トロフィーも獲得した。コミュニティシールドもね」

オーレ・グンナー・スールシャール

「もちろん、彼については色々と知っていたよ。有名なゴールとか、他の話もね。チームでミーティングがあって、おそらくオーレが来ると聞かされた。シーズン終了まで指揮を執るために、ノルウェイのモルデから来るということをね」

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ユナイテッドで4人目の監督、オーレ

「就任してからのポジティブな雰囲気は、見ての通り。マンチェスター・ユナイテッドのDNAが感じられた。彼は全員を知っていて、真のユナイテッドファン。笑顔で、エネルギーに満ちている人。今も監督を続けているのだから、良い方向に物事が進んでいるということ」

「僕は、心も身体も若いと思っている。でも、イングランドのフットボールを含めて、もうプロで12年から13年はやっているから、経験も積んできた。難しい状況で対応する方法など、若手に助言できることがある。監督は、その点も評価してくれている」

「選手としてピッチでも活躍できるけれど、ピッチ外でも新選手、最近だとブルーノ(フェルナンデス)やオディオン(イガロ)のためにできることがある。それに、ブランドン(ウィリアムズ)やチョンギー(タヒス・チョン)、アンヘル(ゴメス)、ジミー(ガーナー)らアカデミー出身の若手のためにやれることもある」

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