ヴィディッチが新シーズンに期待する理由

元キャプテンのネマニャ・ヴィディッチは、エリック・テン・ハフの就任初年度の采配ぶりと、彼が育んだチームスピリットに感銘を受けているという。

その一体感こそが、カラバオカップでの成功とプレミアリーグで3位フィニッシュという成績をもたらす基盤になったと彼は感じている。

テン・ハフは常々、「良いだけでは十分ではない」と言っているが、そのためボスは、今オフにMFメイソン・マウント、GKアンドレ・オナナ、ストライカーのラスムス・ホイルンドを獲得してチームをさらに強化した。

ユナイテッドのアイコン的存在であるヴィディッチは、このトリオが今シーズン、どのような貢献をしてくれるかを楽しみにしていると、香港で開催されたアカデミーのイベントでの独占インタビューで語ってくれた。

「監督は後方から組み立てるプレーを好む。オナナは足元がうまいキーパーとして知られているから、まず第一に、それがチームにとっての強みになると思う」とネマニャ。

「インテルにいた彼はビッグチームでプレーした経験があるし、その前はアヤックスにいた。どちらも勝者のメンタリティを備え、トロフィーを賭けて挑んでいるチームだ。彼はこのチームの一員になる素質を備えている」。

「そして、彼は高いレベルで戦う準備ができている」。

「彼には、ダビド・デ・ヘアの穴を埋めてくれることを期待している。ダビドが長年にわたってチームにとっていかに重要な存在であったかはみんな知ってのとおりだ。しかしオナナはまた違ったものをもたらしてくれるだろうし、今後数年間に渡って僕らにとって重要な存在になるだろうね」。

プレミアリーグで実績のあるマウントが「前線にクオリティーを加味してくれる」と確信しているというヴィディッチは、とりわけホイルンドの加入に興味をそそられている様子だ。

「それからアタランタから来た青年もいる」。

「僕もイタリアでプレーしたことがあって、友人もたくさんいるから彼についての評判は耳にしていた。彼はとても速いし、まだ若い。そして優れたメンタリティーを持っている。まだまだ成長する余地がある」。

「今シーズンにはとても期待している。彼ら新戦力の存在はもちろんのこと、昨シーズン、エリック・テン・ハフの下で成長した選手たちもいる。彼らがさらに成長を続けて、コンペティションの終盤戦にマン・ユナイテッドを観戦できる機会を与えてくれることを期待しているよ」。