ユナイテッドは、ヨーロッパリーグのレアル・ソシエダ戦の敗北を唯一の失敗として、この9月は4試合中3試合に勝利。

レスター・シティーとのアウェイ戦勝利で9月がスタートすると、オールド・トラッフォードでアーセナルに3-1で勝利した。そして、ヨーロッパリーグ第2節のモルドバでのシェリフ・ティラスポリ戦には2-0で勝利した。

9月はエリック・テン・ハフ監督のチームが集団として成長した。そのチームワークの中で、個人も確実に輝きを放っている。今月の最優秀選手賞の候補を確認して、あなたの大切な一票を誰に入れるか決めてもらいたい。

クリスティアン・エリクセン

クリスティアン・エリクセンが優秀であることは、ユナイテッドファンも知っていた。しかし、彼がこれほどまでに即座に、そして驚異的なインパクトを与えるとは誰が予想しただろうか？ ブルーノ・フェルナンデスとのローテーションで、10番ではなく、中盤の深い位置で、キャリア後期のポール・スコールズと比較されるような活躍をすると、多くの人が思っていたのではないだろうか。9月4日のアーセナル戦ではマン・オブ・ザ・マッチに輝き、その記念すべき日の3ゴールすべてに重要な役割を果たした。また、シェリフ戦では、ジェイドン・サンチョに冷静なラストパスを送り、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた。しかし正直なところ、エリクセンは9月の間、ピッチに立っている間ずっと印象に残る活躍を見せ、中心的存在であったと言えるだろう。

ジェイドン・サンチョ

テン・ハフ監督のもとで輝かしいスタートを切り、厳しいシーズンに終わった昨季を乗り越えたように見える。今季のサンチョは3ゴールをあげている。まだ8試合にしか出場していないにもかかわらず、昨シーズンの得点にあと2ゴールと迫っている。そのうちの2ゴールは9月に生まれたもので、いずれもエリア内でのエレガントなフィニッシュだった。8月のリヴァプール戦での冷静なゴールシーンが話題となり、レッズは彼のゴール前での落ち着きにますます魅了されるようになった。レスターでは、レスター・シティーのキーパー、ダニー・ウォードをかわしてゴールをマーク。モルドバでは、エリア内での巧みなターンから先制点をあげた。サンチョはこの1ヶ月間、脅威的なプレーを見せた。監督は、この優れたポテンシャルを持つ選手にはまだまだ多くの可能性があると信じている。

ラファエル・ヴァランヌ

最後の候補は、ラファエル・ヴァランヌ。当然といえば当然だが、シーズン序盤は新加入選手が話題を独占していた。特にディフェンス陣では、リサンドロ・マルティネスとタイレル・マラシアがチームに素晴らしいアクセントを加えていることが証明された。しかし、その一方で、ヴァランヌはレアル・マドリー時代によく見られたような冷静な守備を披露し、本来のスムーズなプレーを取り戻した。闘争心むき出しのマルティネスと並んで、ヴァランヌはポジショニングに優れ、試合展開を読み、チームメートを楽にしている。エリクセンと同様、彼は豊富な経験と必要な落ち着きをチームに与えている。2ヶ月連続でこの賞にノミネートされたのは素晴らしいことだ。

また、マーカス・ラッシュフォードやマルティネスなど、他の選手も候補に挙がっていたことも記しておきたい。ディオゴ・ダロト、ダビド・デ・ヘア、ブルーノ・フェルナンデス、タイレル・マラシア、スコット・マクトミネイも候補に挙がっていた。

男子、女子、アカデミーの各チームから候補が選出される9月の月間ベストゴール投票も、お見逃しなく！