レッズ2人が準決勝に進出

金曜と土曜に行われた準々決勝の4試合は、スリルと興奮、そして喜びと悲しみに溢れていた。そしてついに、残るは4チームのみとなった。

準決勝は現地時間の火曜と水曜に行われ、日曜にルサイルスタジアムで行われる決勝戦に進出するチームが決定する。そしてレッズのメンバーにも、この決勝戦に出場する可能性がある。

センターバックのリサンドロ・マルティネスとラファエル・ヴァランヌが所属するアルゼンチンとフランスは、準決勝進出を決めた。ここで勝利すれば、ワールドカップの栄光に一歩近づくことになる。

ラウンド16のオーストラリア戦で素晴らしい活躍を見せたマルティネスは、準々決勝のオランダ戦でもリオネル・スカローニ監督のバックラインの一翼を担い、3バックの左サイドで堅実なプレーを披露した。

終盤戦のピンチや延長戦をしのぎ、PK戦を経て勝利する上で、重要な役割を担った。

アルゼンチンの前に立ちはだかるのはクロアチアだ。彼らに勝つことができれば、ドイツに敗れて優勝を逃した2014年大会以来のワールドカップ決勝進出となる。

この2チームは2018年のロシア大会では同グループで戦っているが、そこではクロアチアがアルビセレステに3-0で快勝し、その後ファイナルまで勝ち進んだ。

今大会でも、準々決勝で優勝候補の一角だったブラジルを破っているクロアチアは、間違いなくマルティネスたちにとって厳しい相手だ。

この試合はルサイルスタジアムで日本時間12月14日（水）4:00に行われる。見逃せない一戦だ。

ヴァランヌのいるフランスはモロッコと対戦する。モロッコはこの大会でベルギー、スペイン、ポルトガルを撃破して勝ち上がってきた。

アフリカ勢としては初のワールドカップ準決勝進出となるが、ベルギー、クロアチア、カナダとともにグループFに組み分けたときには、多くの人が彼らがグループリーグを突破できるとは予想していなかった。

しかしアトラスの獅子はグループを首位で突破し、スペインとポルトガルを決勝トーナメントで破り、ベスト4に進出、という快進撃を続けている。

2018年の前回大会に優勝し、連覇の期待がかかるレ・ブルーは、準々決勝でイングランドを2-1で退けた。エキサイティングな展開となったこの試合では、ハリー・ケインがPKを1本は決めたが、もう1本は外してしまった。そしてヴァランヌのレッズ仲間であるハリー・マグワイア、ルーク・ショー、マーカス・ラッシュフォードは惜しくも敗退することとなった。

フランスは、ブラジルやアルゼンチンと同様、今大会の優勝候補の一角だ。とりわけキリアン・ムバッペ、オリヴィエ・ジルー、そしてアントワン・グリーズマンは、ディディエ・デシャン監督のチームで輝きを放っている。

ディフェンディングチャンピオンと、アウトサイダーによる対戦は、日本時間12月15日（木）4:00にアルバイトスタジアムでキックオフだ。

マルティネスとヴァランヌは2人とも、もう一戦勝ち抜いて決勝戦に進みたいと願っていることだろう。両者がともに勝ち進めば、ユナイテッドのセンターバック同士が頂上対決で顔を合わせることになる。