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監督がダービー戦を総括

ジョゼ・モウリーニョ監督は、PK戦の末に敗れてカラバオカップ敗退が決まったダービー・カウンティ戦後、勝負を決められなかったことを嘆いた。

PK戦、ポール・ポグバについても、監督は試合後MUTV、Sky Sportsとのインタビューで語った。

敗退にもポジティブな反応

 ハーフタイムに選手たちに伝えた言葉は、ウルヴズ戦の時のものに近い。選手には、『今は五分五分の状態だ。しっかり勝負を決めないといけない』と伝えた。しかし、それから失点してしまった。ダービーの若手の素晴らしいシュートだった。失点直後には良い反応を見せられた。相手よりも多くのチャンスを作れたが、レッドカードを出され、さらに苦しい状況を迎えてしまった。逆転されてから、我々はプライドを示し、どうにかしようとトライする姿勢を見せた。一人少ない状況で同点に追いつけたが、PK戦は宝くじのようなものだ。一人が失敗して負けた。7人目以降にまでもつれれば危ないのはわかっていた。ジョーンズ、エリック、リーはPKが上手くない。しかし、それまで失敗者が出ず、最後に外してしまった。

ダービー・カウンティのインテンシティ

我々は、優れたチームと対戦した。優れた若手がいて、スピードもあり、インティシティがあるチームとね。相手はプレスを仕掛けてきていた。失点は相手のプレスから生まれたもので、彼らをリスペクトする必要がある。相手のインテンシティにマッチしないといけない。敗退は残念だが、試合には負けなかった。それがチームには重要だ。PK戦に関しては、誰もが知っての通りだ。

PK戦の末に敗退

勝負を決める必要性

 マイケル(キャリック)、キーラン(マッケナ)ともベンチで話していたことだ。前半の40分近く点を決められず、後半は相手が我々よりも良いプレーをし始めた。同点に追いつかれてから再びチャンスを作り、相手にとって危険なプレーができた。なぜ、1-1になってから、それに一人少ない状況で2-1になってから反応するのか。精神的な部分で強くなるために、自分たちを教育し直す必要がある。

PK戦

ルール変更は、有利と見られていたチームにとって厄介だ。これまでは、同点で90分を終えた後に30分の延長があった。それが今は即PK戦になってしまう。30分の延長で勝てていたチームにとっては不利なルールだ。私はPKを失敗しても選手を責めない。ジョーンズやエリック・バイリーがPKを蹴るようになれば、難しいのはわかっていた。

ポグバとは問題なし

ポグバを第二のキャプテンにしないことにし決めた。特に彼との間に争いがあったわけでもないし、何の問題もない。彼を第二キャプテンにすると決めた私も、第二キャプテンではなくすることを決めた私も、何も違わない。決めたのは私だ。監督の私が、こうした決定を下せる。争いもないし、問題もない。説明する必要がない決定だ。