マンチェスター・ユナイテッドは、エミレーツでアーセナルと対戦し、両チームともにチャンスを作りながらもスコアレスドローに終わった。
前半の大半を圧倒したのはユナイテッドでフレッジがボックスの外から浮かせたシュートを放ったが、ゴールキーパーのベルント・レノのセーブに阻まれた。アーセナルはアレクサンドル・ラカゼットのフリーキックがバーにヒットするがゴールは生まれず。
後半は89分にエディンソン・カバーニのシュートがわずかにワイドになって決まらなかったため、ユナイテッドは勝ち点3という結果を残せなかった。
前半 - フレッジに決定機
オーレ・グンナー・スールシャール監督は、敗れたシェフィールド・ユナイテッド戦から5選手を変更。ルーク・ショーとビクトル・リンデロフを最終ラインに、スコット・マクトミネイとフレッジを中盤に、そしてカバーニを前線に配置した。対するアーセナルは、ブカヨ・サカが負傷離脱したことで、ガブリエウ・マルティネッリをサイドに起用。新加入のマルティン・ウーデゴールはベンチスタートだった。
すぐにでも再び勝ちたいユナイテッドは、エミレーツでの一戦でペースを掴んでいた。ラカゼットが15分に放ったシュートがバーを叩いたものの、25分まではユナイテッドが主導権を握っていた。
ユナイテッドの攻撃カルテットも好調で、マーカス・ラッシュフォードが右サイドから数回チャンスを作っていた。20分にはコーナーキックがクリアーされたボールがフレッジの足元に転がり大チャンス。ここでフレッジは浮かせたシュートを選択したが、レノのファインセーブに阻まれてしまう。
ラッシュフォードもエリア内でチャンスに絡んだが、マルティネッリが必死に戻ってダイビングヘッドでのクリアーに阻まれる。さらにユナイテッドはショーのクロスにアーロン・ワン・ビサカが頭で合わせたがこれも決まらない。
34分、ポール・ポグバからのスルーパスを受けたブルーノ・フェルナンデスが回転をかけたシュートでファーを狙ったが、枠を外す。
ここでアクシデントが発生。マクトミネイが腹部を痛めて前半終了を待たずに交代を余儀なくされた。それでも攻撃の手を休めなかったユナイテッドは、ショーからのパスを受けたラッシュフォードがシュート、そしてフェルナンデスがフリーキックを直接狙ったが決まらず、0-0のまま前半を折り返した。
後半 - 勝ち点1を分け合う結果に
アーセナルは後半のあたまからウィリアンを投入。この交代が当たり、49分にチャンスを作る。一度はウィリアンに突破を許したワン・ビサカは、即リカバリーしてブロック。続けてハリー・マグワイアもぺぺのシュートをブロックして失点を許さない。
60分が経過しようとしたあたりで、ユナイテッドもチャンスメーク。左サイドでマルシャルとショーがパス交換し、ボックス内のカバーニにショーがクロス。カバーニはシュートで終わったものの、レノに触られてコースが変わった。
65分にはラカゼットのフリーキックがバーの叩いたが、直後エミール・スミス・ロウが放ったシュートはダビド・デ・ヘアがキャッチし難を逃れた。
ぺぺに危ない場面を作られたものの、ユナイテッドが最大の好機を右サイドから演出。ワン・ビサカのクロスにカバーニがアクロバティックなシュートで合わせたがワイドに流れ、結局ノーゴールに終わった。
ユナイテッド は、火曜にオールド・トラッフォードでサウサンプトンと対戦する。
試合情報
アーセナル:レノ、ベジェリン、ホールディング、ルイス、セドリック、パーテー、ジャカ、ぺぺ、スミス・ロウ(83分にウーデゴールと交代)、マルティネッリ(46分にウィリアンと交代)、ラカゼット(90+4分にエンケティアと交代)
出場機会のなかったサブ:ルナルソン、チェンバーズ、ガブリエル、メイトランド・ナイルズ、エルネニー、ウィロック
イエローカード:セドリック
ユナイテッド:デ・ヘア、ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショー、フレッジ、マクトミネイ(37分にマルシャルと交代)、ポグバ、フェルナンデス、ラッシュフォード(80分にグリーンウッドと交代)、カバーニ
出場機会のなかったサブ:ヘンダーソン、バイリー、テレス、トゥアンゼベ、ジェームズ、マティッチ、ファン・デ・ベーク
イエローカード:ワン・ビサカ、ポグバ、マグワイア