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ダービーで敗戦

マンチェスター・ユナイテッドは、オールド・トラッフォードでのダービーでマンチェスター・シティーに2-1で敗れ、首位との勝ち点差が11に広がった。

今節は両チームにとって記録更新がかかった一戦だった。ユナイテッドは、全公式戦を通じてクラブ新記録となるホーム41試合連続無敗がかかり、今季アウェイで無敗のシティーも1シーズンでのプレミアリーグ連続勝利記録がかかった一戦となった。

試合の均衡を破ったのはシティーで、ダビド・シウバがコーナーキックから先制点を決めると、ユナイテッドも前半の追加タイムにマーカス・ラッシュフォードがファビアン・デルフのミスを見逃さずに同点ゴールを突き刺した。しかし、後半開始から9分後、シティーはケヴィン・デ・ブライネのフリーキックがクリアーされた後、ニコラス・オタメンディが勝ち越し弾を決めて再びリードを奪う。ユナイテッドも終盤にロメル・ルカクとフアン・マタが続けて強烈なシュートを放ったが、GKエデルソンのファインセーブに阻まれ、あと1点が遠かった。

ジョゼ・モウリーニョ監督は、アーセナルとの前節から2選手を変え、ビクトル・リンデロフと出場停止処分を受けたポール・ポグバに代えて、アンデル・エレーラとラッシュフォードを先発に起用。ミッドウィークのCSKAモスクワ戦からは6選手を変えて大一番に臨んだ。

今季開幕から最大の一戦であることを理解していたファンも、シアター・オブ・ドリームスで最高潮の雰囲気を作り出した。試合序盤を支配したのはシティーで、ラヒーム・スターリング、ガブリエル・ジェズスがダビド・デ・ヘアが守るゴールに襲いかかった。

ポゼッションではシティーが圧倒するも、前半の序盤はユナイテッドの最終ラインを脅かすプレーは少なく、カウンターアタックを狙い続けた。

リロイ・ザネがデルフのクロスからゴール近距離でシュートも、これはデ・ヘアが弾き返す。このプレーからコーナーキックを得たシティーは、オタメンディのヘディングがこぼれ、これをシウバに蹴り込まれ、シティーに先制を許す。

失点により目が覚めたユナイテッドは、アントニー・マルシャルがエデルソンに向かいシュート。その後、マルコス・ロホのロングボールへの対応を誤ったデルフのミスを見逃さなかったラッシュフォードがゴールを決め、同点に追いつき前半を折り返した。

追いついたユナイテッドは、後半開始からマルシャルとラッシュフォードの連携を軸に攻め上がり、ラッシュフォードがパスをボックス内のジェシー・リンガードに通そうとするも、わずかに合わない。

この日2失点目は、またもセットプレーからだった。デ・ブライネのフリーキックをルカクがクリアーするも、クリス・スモーリングの背中に当たってしまい、オタメンディに得点を許してしまう。シウバのゴールに近い形で点を奪われ、再びシティーがリード。

同点に追いつきたいユナイテッドは、リンガードのパスを受けたルカクがシュートもワイド。ラッシュフォードもフリーキックを直接狙うが、枠に飛ばない。

その後シティーは、デ・ブライネが強烈なシュートを放ったが、これはデ・ヘアが弾き返して難を逃れる。ユナイテッドは、再びデルフのミスを見逃さなかったラッシュフォードがシュートを放ったが、エデルソンに阻まれてしまう。そしてゴール前でルカクとマタが連続してシュートを放つも決められない。シティーは、交代出場のベルナウド・シウバがシュートも、デ・ヘアが足でブロック。あと1点を返せず試合終了となり、シティーに勝ち点3を奪われてしまった。

ラインナップ

 ユナイテッド:デ・ヘア、バレンシア(キャプテン)、スモーリング、ロホ(45分にリンデロフと交代)、ヤング、マティッチ、エレーラ(82分にマタと交代)、ラッシュフォード、リンガード(76分にイブラヒモヴィッチと交代)、マルシャル、ルカク

出場機会の無かったサブ:ロメロ、ジョーンズ、ショー、マクトミネイ

イエローカード:ロホ、エレーラ、ヤング

シティー:エデルソン、ウォーカー、コンパニ(キャプテン、45分にギュンドアンと交代)、オタメンディ、デルフ、フェルナンジーニョ、デ・ブライネ、ダビド・シウバ、スターリング、ジェズス(59分にマンガラと交代)、ザネ(88分にベルナウド・シウバと交代)

出場機会の無かったサブ:ブラボ、ダニーロ、ジンチェンコ、アグエロ

イエローカード:ウォーカー、シウバ

次戦は?
12月13日(水)にオールド・トラッフォードでボーンマスと対戦する。