テレス「来シーズンはもっと良くなる」
ブラジル人サイドバック、アレックス・テレスは、マンチェスター・ユナイテッドでの初年度に満足していると同時に、2021-22シーズンにはさらに期待していると話した。
28歳のディフェンダーは、昨年10月、ポルトからレッズに入団した。同じポジションでルーク・ショーが際立った活躍を見せる中、テレスは全コンペティションあわせて24試合に出場した。
安定したパフォーマンスを発揮したルークは、月間MVPを連続受賞、イングランド代表にも選出されている。テレスの出場はリーグでは9試合に留まったが、欧州カップ戦では11試合に出場した。
イングランドのプレースタイルに馴染むのに多少時間はかかったものの、すでに自分のパフォーマンスの幅を広げることができていると感じているテレスは、夏のブレイクを終えたあとの来シーズンは、さらにそこから積み上げていきたいと意欲的だ。
「今シーズンにやれることはやったという手応えがある」とクラブメディアに話したテレス。「ものすごく色々なことを学んだ。選手としても人としても、成長できたという実感がある」
「ユナイテッドでの初シーズンに満足している。来季はもっと良くなるだろう」
「ピッチに立てたときはいつでも、自分のベストを発揮できるチャンスを得ることができていたと思う。最初のシーズンで、順応するのはなかなか難しかったが、オーレがチャンスをくれて、自分を信頼してピッチに送り出してくれたときには、ベストを尽くすことができた」
「もっと長い時間ピッチに立てるように、今よりさらに上を目指し続けるよ」
移籍後まもなくCOVID-19の陽性反応が出て、活動を一時中断するという事態にもなった。
しかし10月にパリ・サンジェルマンと対戦したチャンピオンズリーグの試合では、3バックの一角を占めたルークと共闘。彼が左サイドバックで何をチームにもたらすことができるかを、ファンに知らしめることとなった。
そしてアレックス自身も、この試合を今シーズンの自身のハイライトのひとつに挙げている。
「今シーズンのハイライトは、フランスでパリと対戦したデビュー戦だ。初の試合で2-1で勝つことができた」
「それからロンドンでのウェストハム戦。この試合ではメイソンのゴールにつながる初アシストも記録した。この2試合は今シーズンでとくに印象的な瞬間だ」
ポルトガル時代には49試合で13得点をあげ、得点力のあるディフェンダーとして鳴らしていたテレス。ユナイテッドでもその力量を発揮したいと意気込んでいる。
「早く初ゴールが決めたいね。ポルトでは多くのゴールを決めることができた。いまはとにかく早く試合に出て、初ゴールを決めたくてたまらないよ」。