トレーニングで一番手強いのは？

コートジボワール代表の21歳は、ファンからの質問に答える企画『Melitta Fans' Q&A』の中で、イギリスのジェームズから受けたこの質問に、迷うことなくリチャを挙げた。

昨シーズンの開幕前にユナイテッドに加入して以来、マルティネスはサポーターの人気者になっているが、その大きな理由のひとつは、彼がピッチ上で見せるエネルギッシュさと情熱、そしてフィジカルの強さにある。

アマドによれば、それは試合の日に限ったことではなく、それゆえにリサンドロはキャリントンで最も手強い相手なのだという。

「リチャは（トレーニングで対峙するのが）一番タフな選手だよ」。

「彼はトレーニングでもとても強い。彼にとっては、トレーニングもチャンピオンズリーグの決勝戦のようなものなんだ」。

「彼がトレーニングでその強度を下げるなんてことはありえない。それどころかよりパワフルなくらいだ。だから彼と対峙するのは一番ハードなんだ」。

アマドは右サイドを主戦場とするため、必然的に左サイドのDFリサンドロとマッチアップする機会が多くなる。とはいえ、2人とも今シーズンは怪我のために戦線離脱している時間も長かった。

アマドはプレシーズンに負った膝の故障からようやく復帰し、マルティネスは、足の手術から復帰した直後の1月に負った膝の故障から、現在は回復の途にある。

アマドは以前も、怪我をしていた期間、同じく治療中だったリチャとカゼミーロがいかに彼に対して親身にアドバイスをくれていたかをクラブメディアに語ってくれていた。

「リサンドロ・マルティネスも怪我をしていたから、とても助けられた」と、12月のノッティンガム・フォレスト戦で復帰した後のインタビューで、アマドはそう語っている。

「トレーニングのとき、彼はいつも僕に話しかけてくれて、『アマド、こんなことは何でもない。だからとにかく一生懸命トレーニングするんだぞ』と言ってくれた。カゼミーロもだよ。彼らは頼れるリーダーだ」。

そうしたやりとりからしても、リサンドロが一刻も早くトレーニングに復帰することを、そしてユナイテッドのバックラインに戻ってくることをアマドが切望していることは容易に想像がつく。

2月4日のウェストハム戦で負傷して以来、我らが6番は戦線を離脱している。当初の見立てによると、リチャは少なくとも8週間はプレーできないと言われている。