欧州コンペティションのフォーマットが変更へ
UEFAは、来シーズンから実施されるクラブコンペティションの方式を変更することを決定した。
マンチェスター・ユナイテッドは来季の欧州出場権獲得を目指しているが、先週末の結果を受けてアストン・ヴィラとの勝ち点差は11にまで開いてしまい、4位以内を目指すには厳しい戦いが予想される。
ただ、5位でも来季のトップトーナメントに出場できる可能性がある。それは、今季のチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、ヨーロッパカンファレンスリーグの残り試合で、イングランド勢がどのような成績を残すかによって、5位でも上位トーナメントに進出できる可能性がある。
トッテナムは現在プレミアリーグで5位につけており、6位のユナイテッドとは勝ち点6差だ。
プレミアリーグは現在、セリエA、ブンデスリーガに次ぐ総合ポイントランキング3位につけている。上位2ヵ国には追加出場枠が与えられるが、すべては今シーズンの欧州での成績にかかっている。
2024-25シーズンのチャンピオンズリーグはスイス方式が採用され、グループステージの代わりに36チームによる一定数の対戦が組まれる。
各クラブの試合は8試合となり、欧州フットボールに割り当てられた10週間で行われる。
抜本的な変更点は、各クラブが8試合を8つの異なるチームと戦うことで、4試合はホームで、4試合はアウェイで行われる。上位8チームがノックアウトステージへの出場権を獲得し、9位から24位までのチームは2試合制のプレーオフをによりベスト16を目指す。
ヨーロッパリーグ(リーグ戦8試合)とカンファレンスリーグ(リーグ戦6試合)にも同様の変更が加えられる。この2つの大会には36チームが参加する。
各大会はグループステージ以降は“自己完結型”となる。たとえば、チャンピオンズリーグで敗退したチームがヨーロッパリーグに回ることはなくなる。
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長のコメントは、以下の通り。
「我々は、このフォーマットが適切なバランスを保ち、競技のバランスを改善し、クラブ、リーグ、そして大陸のグラスルーツフットボールに分配できる確かな収益を生み出すと確信している」