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バレンシア

バレンシア、ユナイテッドでの足跡

アントニオ・バレンシアは、2009年にウィンガーとしてウィガン・アスレティックからマンチェスター・ユナイテッドに加入後、世界トップクラスの右サイドバックの一人に成長した。

先月マイケル・キャリックが現役を引退したことで、今ではバレンシアがジョゼ・モウリーニョ監督のチームで最も長くユナイテッドに在籍している選手になった。

加入から9年を記念し、彼がシーズンごとに残したパフォーマンスを振り返る…

バレンシア
2009年の加入時サー・アレックスと握手するアントニオ・バレンシア

2009-10シーズン(49試合、6ゴール)

レアル・マドリーではなく新天地にオールド・トラッフォードを選択したバレンシアは、サー・アレックス・ファーガソンのチームですぐに重要な存在になった。ウィガン時代の3シーズンで7ゴールを決めた彼は、ユナイテッドでの1年目だけで6ゴールを記録。その内の1点は古巣相手に決めたものだった。1年目から印象に残るシーズンになった。

2010-11(20試合、3ゴール)

1年目と同様のシーズンになればと思われたが、2010年9月に行われたレンジャーズとのチャンピオンズリーグ戦で足首に重症を負い離脱。しかし、わずか6ヵ月後には復帰し、プレミアリーグ優勝に貢献した。また、キャリア初のチャンピオンズリーグ決勝に先発出場したものの、チームはバルセロナに敗れた。

バレンシア
2010-11 チャンピオンズリーグ準決勝でのシャルケ戦でゴールを決めたアントニオ

2011-12(38試合、6ゴール)

 おそらく、攻撃的なポジションではユナイテッドでのキャリアでベストシーズンだったと言える。ファンとチームメートが選ぶクラブ年間最優秀選手賞をそれぞれ受賞したほか、イーウッド・パークで行われたブラックバーン・ローヴァーズ戦でのゴールはクラブ年間ベストゴールに選出され、クラブアワード三冠を達成。残念ながら、リーグ最終節でマンチェスター・シティーにリーグ優勝をもっていかれたため、チームとしてのタイトルには恵まれなかった。

2012-13(40試合、1ゴール)

2012年の夏にユナイテッドの象徴である7番を継承し、さらなるステップアップが期待された。だが、シーズンを通して安定したプレーができずに苦しむ結果に。それでもシーズン終盤のストーク・シティー戦、ウェストハム・ユナイテッド戦でトップフォームを取り戻し、2013年4月に決めたリーグ優勝に貢献した。

バレンシア
12-13リーグ優勝をデ・ヘア、エルナンデスと祝うアントニオ

2013-14(44試合、4ゴール)

 背番号を25番に戻して臨んだシーズンだったが、新監督デイヴィッド・モイーズの下、辛い9ヵ月間だったと言える。クラブにとっては忘れ去りたい1年になったものの、バレンシアはシーズン終盤に新契約を結び、エクアドル代表としてワールドカップにも出場した。

2014-15(35試合、0ゴール)

 新監督に就任したルイ・ファン・ハールこそ、バレンシアを守備的なポジションにコンバートした人物だ。同シーズン中、バレンシアは右サイドバックとして13試合に先発出場。同ポジションでのプレーについて「楽しんでいるよ。満足もしている」と語った。

2015-16(22試合、0ゴール)

マッテオ・ダルミアンの加入、ティム・フォスメンサーの台頭、それから4ヵ月の離脱を余儀なくされた足の負傷により、出場試合数は激減。それでもシーズン終盤には右サイドバックとして10試合以上に出場し、クリスタル・パレスとのFAカップ決勝にも出場した。ジェシー・リンガードが決めた決勝点は、バレンシアが右サイドで見せたハードワークから生まれた。

2016-17(43試合、1ゴール)

指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョにより、バレンシアの右サイド転向は完結の時を迎えた。年間を通して安定したパフォーマンスを披露し、アヤックスと対戦したヨーロッパリーグ決勝ではキャプテンマークを巻き、クラブ月間最優秀選手賞に3回選ばれたシーズンの最後には、チームメートが選ぶ年間最優秀選手賞を受賞した。そして17年の5月には、2019年6月までの新契約にサイン。クラブでの10年目が約束されている。

バレンシア vs エヴァートン動画

2017-18(39試合、3ゴール)

 キャプテンのマイケル・キャリックが定期的に出場できなかったことから、バレンシアがキャプテンマークを巻く試合が増加。前年の状態を維持し、プレミアリーグでベストの右サイドバックの一人という称号を不動のものに。守備での役割、リーダーシップを発揮しつつ、攻撃面での能力も示して見せた。2017年9月のエヴァートン戦、2018年1月のストーク戦で豪快なゴールを決め、どちらの得点シーンもクラブ月間ベストゴールに選ばれた。また、スコアレスに終わったリヴァプール戦でクラブ通算300試合出場を達成。キャリックの引退に伴い、現在のチームで在籍期間が最長の選手になった。

補足リポート by Michael Plant