ユナイテッド

チームのために自己犠牲を厭わないブルーノ

木曜日 20 10月 2022 01:12

ブルーノ・フェルナンデスは、水曜日の夜にトッテナム・ホットスパーに2-0で勝利した一戦で、キャプテンとして記憶に残るパフォーマンスで2点目を決めるなど、マンチェスター・ユナイテッドの素晴らしさをすべて凝縮したような出来だった。

フェルナンデスは前線でプレーし、巧みな動きと鋭いパスでプレーの主導権を握った。エリック・テン・ハフが監督に就任して以来、ユナイテッドは過去最高の攻撃的なプレーを披露した。

プレーメーカーとしてのクオリティの高さゆえに、今季のブルーノはゴールやアシストの数が少ないと批判されてきた。しかし試合後、彼はあることを明言した。それは、たとえ個人の成績に影響があったとしても、チームの成功のためならどんなことでもするということだ。

元ユナイテッドのパトリス・エヴラから、チームを引っ張る役割の方が良いプレーをすると言われたブルーノは、「主役 という言葉は好きではない」とAmazonに語っている。「ピッチ上では、時には攻撃的にならないといけない選手見いる。僕はいつも、『自分は良いアンカーだから、一生懸命にやらないといけない』と言ってきた。それが子供の頃からの僕のプレーの仕方だった」

「もちろん、ゴールを決めたいのは当然。これ(マン・オブ・ザ・マッチ・トロフィーを掲げること)が欲しいからね」とフェルナンデスは続けた。「自分のポジションは理解している。ピッチにいる何人かの選手は彼らのポジションを尊重しているし、彼らの力を最大限に引き出すために様々なことをする必要があるのもわかっている。チームメートの力を最大限に引き出すため、自分を犠牲にしないなんてことは、絶対にやりたくない」

フェルナンデスは、スパーズ戦でこの哲学を実践し、見事なプレーを披露した。ハイプレスで相手の前進を止め、前方のマーカス・ラッシュフォードに次々とパスを送り、スパーズが発見できなかったスペースのポケットを見つけるなど、あらゆるプレーに関与した。

Amazonの放送でクラブレジェンドのエヴラが言っていたように、ユナイテッド加入直後の素晴らしい活躍が、フェルナンデスにとって足枷になっているかもしれない。

2020年1月にスポルティング・リスボンから加入して最初の1年半で、プレミアリーグで26ゴール、19アシストを記録した。彼の影響力は相変わらず強く、ブルーノが良いプレーをすれば、ユナイテッドは概ね勝ち点3を掴んでいる。

今季の彼のベストパフォーマンスは、クラブにとって最高のタイミングで実現した。ユナイテッドはトップ4の座をめぐって熾烈な争いを繰り広げており、土曜日にはチェルシーと敵地で対戦する。ブレントフォードと0-0で引き分けた4位のブルーズとユナイテッドとの勝ち点差はわずかに1。この結果がフェルナンデスとチームに大きな希望を与える。

もしユナイテッドが、アーセナル、リヴァプール、スパーズに続いてチェルシーを撃破できれば、その中心にはフェルナンデスのプレーがあるはずだ。

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