バーンリー 0-1 マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドは、ブルーノ・フェルナンデスの華麗な一撃で勝ち点3を獲得し、ターフ・ムーアを後にした。
ジョニー・エヴァンスがクラブ200試合出場に記念のゴールを決めたかと思われたが、VARの判定により無効とされてしまった。
しかし、ユナイテッドはその不運を引きずることなく、エヴァンスがバーンリーのディフェンスを越えてブルーノ・フェルナンデスにクロスフィールドのパスを送る。これをキャプテンがボレーで完璧なシュートを成功。これが決勝点となった。
ユナイテッドで今季初のフル出場を果たしたハンニバルは、試合を通してピッチの両端で躍動した。
バーンリーは決して楽な相手ではなかったが、ユナイテッドの堅固でよく練られたディフェンスを破ることはできなかった。
前半-VARに阻まれはしない
エリック・テン・ハフ監督が率いるユナイテッドは、試合開始直後からハイプレスをかけ、バーンリーに一瞬の隙も与えない。開始1分、ハンニバルのスルーパスに反応したマーカス・ラッシュフォードがシュートを放つが、惜しくもサイドネットを揺らす。
序盤はユナイテッドがプレッシャーをかけていたものの、徐々に相手の勢いが増す。ルカ・コレオショが左サイドを突進し、ディオゴ・ダロトを引きつけると、クラレッツは前半45分間で最大のチャンスを作る。ジョシュ・カレンがディフェンスの間をすり抜け、ゼキ・アムドゥニの足元にボールが届く。アムドゥニはアンドレ・オナナが守るゴールにシュートを放つも、ポストに弾かれる。
25分、フェルナンデスがCKを獲得。セルヒオ・レギロンがインスイングのCKを蹴ると、ボックス内でジョニー・エヴァンスが頭で押し込んだ。しかし、VARの判定はオフサイドポジションにいたラスムス・ホイルンドがバーンリーのキーパー、ジェームズ・トラッフォードの視界を遮ったというもので、ゴールは無効に。
しかし、エヴァンスが今度はチャンスメークで貢献。バーンリーディフェンスの頭上に浮かせたボールがフェルナンデスの右足に完璧に収まり、痛快なボレーが決まって先制。見事な得点でリードを奪い、前半を折り返した。
後半 - 守り切る
両チームとも安定した攻撃を展開することができない。後半10分、ダロトの見事なクロスにホイルンドが飛び込んだものの、触れない。もしホイルンドが接触していたら、リードは倍になっていただろう。
レギュレーション終了まで残り15分となり、ヴァンサン・コンパニ監督が3枚替えを指示する中、ユナイテッドがターフ・ムーアから勝ち点3を持ち帰るには2点目が必要だと感じられた。
ハンニバルが再びラッシュフォードとの連係から10番へのスルーパスを放つが、バーンリーのディフェンスに阻まれ、シュートを打つことができない。
試合終了直前にはクラレッツがフリーキックを獲得するも、オナナがボールをキャッチしたところで試合終了のホイッスルが吹かれた。
試合詳細
バーンリー:トラッフォード;ロバーツ、アル・ダキル、バイアー、テイラー;カレン、ブラウンヒル(c)(86分にマヌエル・ヘディラツィオと交代);グズムンドソン(19分にテソールと交代)、ラムジー(73分にベルゲと交代)、コレオショ(73分にブルーン・ラーセンと交代);アムドゥニ(73分にロドリゲスと交代)
出場機会のなかったサブ:ムリッチ、コーク、デルクロワ、ザルリ
イエローカード:バイアー
ユナイテッド:オナナ;ダロト、エヴァンス(89分にアムラバトと交代)、リンデロフ、レギロン(79分にヴァランヌと交代);カゼミーロ、マクトミネイ、ハンニバル;フェルナンデス(C);ホイルンド、ラッシュフォード
出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、エリクセン、ガルナチョ、ゴア、マルシャル、ペリストリ、ファン・デ・べーク
ゴール:フェルナンデス(45分)
イエローカード:ダロト、レギロン