「彼のキャリアは、僕が望んでいたものだった」

エヴァートンからの短い旅を経た18歳のウェインは、オールド・トラッフォードでのチャンピオンズリーグのフェネルバフチェ戦でハットトリックを決めるという記念すべきデビューを果たし、レッドとして完璧なスタートを切った。

その後2017年にグッディソン・パークに戻ったウェインは、ユナイテッドのレジェンドとなった。クラブの歴代最多得点者である彼は、勝ちとるべきものはほとんどすべて勝ち取った。

マンチェスターで彼が記録したスタッツを賞賛することは容易い。しかし自身もストライカーだった元レッドのダニー・ウェバーは、ルーニーのプレースタイルや、そのポジションでの彼の働きについて、畏敬の念を抱いている。

ウェバーは、今週のThe Debateのエピソードで、「彼のキャリアは、15歳のときの僕が望んでいたものだった」と語った。

「マン・ユナイテッドのファンなら、マン・ユナイテッドでゴールを決めたい、自分の国の代表でプレーしたい、そしてその両方のチームで得点王になりたいと思うはずだからね」。

「彼はそれを実現した。でもそれだけでなく、彼の情熱は決してあせることはなかった。彼はいつでも内側に炎を燃やしてプレーしていた。彼が、『ゴールを決めることにはそれほど関心がなく、むしろ退屈だった、ただボールに触れたかった、フットボールをすることが好きだった』、と言っているインタビューを読んだことがあるよ」。

プレミアリーグですでにゴールを量産していた10代のルーニーは、2004年のEuroでイングランド代表として活躍したことで、一層大きな期待を背負ってオールド・トラッフ���ードにやってきた。

ウェバーは、若いウェインがユナイテッドと契約した後、ますます力をつけていったのには、完全なフリーロールを与えられるといった、いくつかの理由があったと説明する。

🔦 EURO Spotlight: 🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 18-year-old Wayne Rooney at EURO 2004 😍#EURO2020 | #EUROspotlight | @England | @WayneRooney pic.twitter.com/C8Gl9NmI3k

— UEFA Nations League (@EURO2024) May 27, 2021

「彼は、子供のころに路上でボールを蹴っていたときのようなプレーを続けられる器を持っていた。それがうまくはまって、彼はゴールを量産した」。

「彼はまた、ワイドにプレーする柔軟性もあった。なにより、自分がチームという、より大きな骨組みの一部であることをしっかりと理解していた」。

「根本にあるのは、彼は戦いを望んでいたということ。そして、勝利を求めていた。そういうことが全部合わさって、彼という存在が作られたんだ」。