ユナイテッドライフを楽しむダロト
マンチェスター・ユナイテッドのディフェンダー、ディオゴ・ダロトにとって、ポルトガルの古巣を助けるのは義務のようなものだった。彼は、チームにミニバスを寄付したのだ。
19歳のダロトは、幼少期に所属したブラガのフィンタス・アカデミーに自動車を寄付した理由を、クリスタル・パレスとのアウェイゲーム前にAonトレーニングコンプレックスで収録したインタビューで語った。
「自分が移籍した時に何も見返りを得ていなかったから、何かの形で恩返ししたいと思っていたんだ。彼らの状況は、知っていたから」と、ダロトは語った。
「力になることが自分の役割。メディアに取り上げられるためにやったわけでもない。今の僕があるのは、彼らのおかげ。僕たちフットボール選手は、あらゆる形で人を助けられる。お金以外でもね。ただ、僕は今回のような形で力になりたかった。彼らにとっても良かったと思うよ」
「昔、父が自分と友人を車で送ってくれたことを覚えている。チームには移動用のバンがなかったからね」
「もっと力になりたいと思っている。ユニフォームもあげたんだけれど、シャツしかないと思われたみたいで、(ミニバス寄贈に)すごく驚いていた」
「ユナイテッドの遠征途中で彼らとFacetimeで話したんだ。良い時間だったよ」
ダロトにとっても、父親の運転で試合に向かう日々は、随分昔の話になった。今は、ユナイテッドのチームバスで移動する日々。次は、パレスとのプレミアリーグアウェイゲームだ。
イーグルスは、前節でレスター・シティーを4-1で下すなど、好調を維持している。ダロトも、難しい試合になると考えている。
「相手のホームで戦う場合は、いつだってタフな試合になる」
「負傷者も多いから、チーム一丸となってやらないといけない。今まで以上にね。しっかりと準備をして臨めると思うよ」
「前回のクリスタル・パレス戦は良かった。でも今回は、まず自分たちのプレーに集中すること。それからもちろん、相手の脅威に対応できるように準備しないといけない」
セルハースト・パークでの一戦に勝てば、オーレ・グンナー・スールシャール監督は、クラブ新記録となる就任からのアウェイ8連勝を達成する。ダロトは、1-0で勝利したトッテナム戦、3-0で快勝したフルアム戦に出場した。
「これまでは非常に良いプレーができているよ」と、彼は言う。「アウェイゲームでのプレーはすごく良い。良い状態を維持できていて、質の高いプレーができている。アウェイゲームは、僕にとっても良い経験」
昨年の夏にポルトから加入したダロトは、シーズン序盤をケガで出遅れた。しかし、終盤戦に出場機会が増えることを期待している。
「ここまでは順調。シーズン序盤はケガをしていて、簡単ではなかった。ようやく出場できて、練習にも参加できている感じ。12月までは、フィットな状態ではなかったからね。フィットネスの状態が良いのは、ここ2、3ヶ月。出場する試合が増えたのは嬉しいよ。これからシーズンが終わるまで、もっと出られるように競い合う」