テン・ハフ「勝利に値する」

前半ケニー・テテのヘディングで先制さ��るも、アレクサンダル・ミトロヴィッチのPKをダビド・デ・ヘアが見事にセーブ。フルアムがオールド・トラッフォードで主導権を握ることを阻止した。

その後、ユナイテッドは優勢に試合を進め、ジェイドン・サンチョとブルーノ・フェルナンデスのゴールで4連勝。リーグ3位でシーズンを締めくくり、来週末のエミレーツFAカップ決勝に向けて良い結果を残した。

試合後の記者会見とBBC、Skyのインタビューから、監督のポイントを紹介しよう。

ホーム27勝は歴史的なこと

絶対に勝ちたかった。フルアムは素晴らしいシーズンを過ごしてきた良いチームだが、我々は多くのチャンスを作ったと思う。だから、この勝利に満足しているし、3位という順位にも満足している。そして、ここオールド・トラッフォードで、今シーズンのホーム27勝という記録に並んだことにも満足している。これは歴史的なことであり、大きな成果だ。

スロースタートが仇に

難しいスタートだった。規律に欠け、組織化されていなかったと思う。しかし、もう一度、このチームは決意を示し、その後はポゼッションに関係なく組織的に動き、テンポを作り、多くのチャンスを作り出した。ピッチの高い位置で何度もボールを獲得し、良いプレスとターンオーバーを繰り返し、ライン間で多くの選手を見つけられた。相手もそれに苦しんでいた。

デ・ヘアのセーブが鍵だった

ターニングポイントになったと思う。ダビドのセーブは見事だった。あのセーブがチームを刺激し、激しさを増し、試合を優位に進め、2つの素晴らしいゴールを決めることができた要因。ハーフタイムには、選手たちに落ち着きを求めた。チームとして、また個人として成長し、最終的に勝利が相応しい結果だった。この勝利は、次週への自信につながった。トロフィーを手にしたのだから、もう1つトロフィーを獲得できるだろう。

総力戦

私たちには、先発メンバー以上の選手がいる。今シーズンは多くの試合をこなしてきたので、先発メンバーについて語ることはできない。チームを選ぶときは、対戦相手の長所と短所に注目する。3位になったのは、多くの試合をこなしたからこその成果だ。ヨーロッパでは木曜日に試合を行うので、シーズン中はずっと木曜日に試合をした。理想的なスケジュールが組めるとは限らないし、相手チームと比べて不利になることも多かったが、それに対処できたからこそ、この厳しいリーグでマンチェスター・シティー、アーセナルに次ぐ3位になれたことをとてもうれしく思う。

もっとやれる

我々は正しい方向に進んでいると感じているが、まだまだやれる。私たちは、このクラブが属している場所、私たちが望む場所にはいない。しかし、正しい道を歩めている。良いだけでは十分ではない。もっと良くしなければならない。このチーム、個々の選手には潜在能力があり、シーズン中に進歩できた。これは、選手だけでなく、コーチ陣にも言えることだが、我々は本当に努力している。力を入れて、良い戦略を立て、懸命に働けば、その分報われる。

投資しなければならない

この厳しいリーグで、トップ4やトロフィー争いをしたいのであれば、投資しなければならないし、そうでなければチャンスはない。冬の間に、私たちの周りのクラブがすべて巨額の投資をしたのを目にしてきた。だが、我々はそうではなかった。それでも結果を残せたのだから本当にうれしいし、自分のチームを誇りに思う。

シティーに勝てる

フットボールでは常にチャンスがあると思う。歴史的に見ても、私たちは1月に彼らを倒している。マン・ユナイテッドはここ数年で何度もシティーを破っている。選手たちは、自分たちのレベルでプレーすれば戦えることを知っている。それは明らかだ。この時期に優れたチームと対戦できる。チャンスはあるのだから、そのチャンスをつかみにいかなければならない。すべてを出し切らなければならないし、試合後は言い訳をしてはいけない。