監督がガルナチョにかけた言葉

スコアラインが1-1のまま後半追加タイムに突入した中、ガルナチョが弧を描くシュートを決めて逆転に成功し、オールド・トラッフォードが大歓声に包まれた。

サイード・ベンラーマにゴールを許したものの、最後の25分でネイフ・アゲルドのオウンゴールで同点に追いつき、ガルナチョの決勝弾に続いて、終了直前にはフレッジの一撃でトドメを刺した。

ゴール以外の面でも、ガルナチョは左サイドでインパクトのあるプレーを見せ、試合後の記者会見で監督から高い評価を受けた。

監督は「今日は新たな一歩を踏み出したと思う」と、ガルナチョを称えた。

「試合前、彼には『そろそろ出場したときにインパクトを与えてほしい』と伝えた。今度は先発でインパクトを与えなければならない。彼にはそれができる。だから、それが次の課題だ」

ポゼッション時に恐れずにプレーするのが���ガルナチョの強みであるかという質問に対して、監督は同意しつつ、他にも多くの資質を持ち合わせていると述べた。

「これは彼のスキルのひとつだ。勇敢にプレーできるのは技術のひとつ」

「世界のフットボール界で、相手と争える能力のある選手はそれほど多くない。そういう選手は、相手をドリブルで貫される。その技術を彼は持っている。しかし、彼はそれだけでなく、例えば、フィニッシュの技術も持っている」

「それに彼のエネルギーは素晴らしい。速く、スピードもあるが、90分でも120分でも、時間は関係なく走り続けることができる」

この日の得点により、ガルナチョは今季4ゴールに到達。そのうちの2点は、試合終盤に生まれている。昨年11月に行われたアウェイでのフルアム戦では、後半追加タイム3分に決勝点を決め、チームは2-1で勝利。そのフルアムとは、FAカップ準々決勝で対戦する。

ウェストハム戦後には、ManUtd.comとクラブ公式アプリでファン投票が行われ、ガルナチョがマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。また彼は、エミレーツFAカップのマン・オブ・ザ・マッチも受賞している。