ナニ

ナニがともに闘ったベストイレブンは?

火曜日 19 5月 2020 12:01

かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたポルトガル人ウィンガー、ナニがUTD Podcastに出演してくれた。

まだお聞きになっていない方のために、内容を少しお伝えすると、現在33歳のナニは、オールド・トラッフォードで過ごした8年間での最高の思い出は、チャンピオンズリーグ優勝、そして4回のプレミアリーグタイトル獲得だと語った。

ナニとの懐かしい思い出を振り返っているうちに、彼がキャリアでもっとも多く共闘したのは誰だったのだろう?と思い立ち、さっそく調べてみることにした。

いつものように、一緒にピッチに立った試合数を計算し、フォーメーションやポジションについては、多少の柔軟さをもたせている。

ゴールキーパー:エドウィン・ファン・デル・サール(ナニと112試合共闘)

ナニのユナイテッドでのハイライトは、おそらく2008年、雨のモスクワだろう。PK戦にもつれこんだチェルシーとのチャンピオンズリーグ決勝戦で、キッカーを務めたナニは、見事4本目のPKを決めて6-5での勝利に貢献した。そしてこのPK戦で、運命を分ける決定的なセービングを披露したのがエドウィン・ファン・デル・サールだ。ナニと彼とはもっとも多くの試合を共有している。2番めの、現ウルヴズGKで同胞のルイ・パトリシオより17回多い。

2008年CL決勝戦ハイライト 動画

2008年CL決勝戦ハイライト

ロナウドのヘッド弾、ドログバの退場、ファン・デル・サールのPKセーブなど見どころ満載のチェルシー戦ハイライト

ディフェンス:ジョン・オシェイ(83)、リオ・ファーディナンド(141)、ネマニャ・ビディッチ(139)、パトリス・エヴラ(185)

ディフェンス陣は2008年の鉄板メンバーとなった。リオ・ファーディナンド、ネマニャ・ビディッチ、パトリス・エヴラの3人は、12年前のルジニキ・スタジアムでの120分間の死闘にフル出場している。彼らはみなナニと100試合以上をともに闘い、中でも、左ウィングのナニの後方でプレーすることも多かったエヴラは、ナニのキャリアでもっとも多くの試合で共闘している。Podcastでも、ナニはエヴラのことを、「兄のような存在」だと話していた。「彼はマンチェスターで一番仲が良かった選手の一人だ。僕が必要としているとき、彼はいつもアドバイスをくれたり、状況をポジティブにするにはどうしたらいいか、一緒になって考えてくれた。まるで兄貴みたいだったよ」。

右サイドバックは接近戦だったが、わずか1試合だけジョン・オシェイがアントニオ・バレンシアを上回った。しかし、1試合あたりの勝ち点では、ナニがアントニオと共闘したときは2.22点、オシェイのときは2.17点と、エクアドル人DFが上回っている。


ミッドフィールド:マイケル・キャリック(161)、ジョアン・モウティーニョ(148)、ライアン・ギグス(119)

ミッドフィールドにもレッズが2人ラインアップされた。2人とも2007年にナニがスポルティング・リスボンから入団したときにはすでにクラブにいたメンバーだ。キャリックはその3年後に移籍したため、ナニが2015年に退団したときにはいなくなっていたが、ギグスはルイ・ファン・ハールのアシスタントしてダグアウトに座っていた。そして、唯一ユナイテッドの一員でないのがジョアン・モウティーニョだ。

現在ウルヴズに所属する33歳のMFは、ナニが2005年にデビューしたスポルティングでスターの地位を築き、その年のCSKAモスクワとのUEFAカップ決勝戦にも出場している。モウティーニョがスポルティングを退団したのはナニより3年後の2010年で、ポルト、モナコを経てイングランドに来た。もちろん、同胞のモウティーニョとはポルトガル代表でもともに闘っている。2016年の欧州選手権優勝ものそのひとつだ。

モウティーニョとナニは、ポルトガル代表の歴代キャップ数で3位と4位を占めている

アタッカー:クリスティアーノ・ロナウド(129)、ディミター・ベルバトフ(91)、ウェイン・ルーニー(155)

ナニとかつて同居していたクリスティアーノ・ロナウドがイレブン入りしていることに不思議はない。そして2009-10、2010-11シーズンにコンビを組んだウェイン・ルーニーと、プレミアリーグのゴールデンブーツ賞受賞者のディミター・ベルバトフだ。しかしロナウドとの絆は深い。2016年の欧州選手権決勝のフランス戦で、ロナウドが怪我で途中退場を強いられたとき、彼からキャプテン章を受け継いだのはナニだった。

「僕の親友はクリスティアーノとアンデルソンだ。昔はよく、練習のあと3人で居残りして、競争していたよ。たとえばクロスバーに当てるチャレンジとか、ペナルティとかね。チームのなかでも、とくに親しくなる選手っていうのはやっぱりいる。僕たちは母国語が同じだったから、自然なことだったよね」。

キャリックのチームメイトイレブン:ファン・デル・サール;オシェイ、ビディッチ、ファーディナンド、エヴラ;キャリック、モウティーニョ、ギグス;ロナウド、ベルバトフ、ルーニー

UTD Podcast:ナニ「ロナウドとの同居は大変!」 動画

UTD Podcast:ナニ「ロナウドとの同居は大変!」

クリスティアーノ・ロナウドと一緒に暮らすのはどんな感じ?経験者のナニが明かした

ベンチメンバー:

前述したように、1試合の差でイレブンから漏れたパトリシオや、同胞のブルーノ・アルベス(108)らがベンチメンバー入り。その他、ジョニー・エヴァンス(103)、ダレン・フレッチャー(107)、ポール・スコールス(105)、ハビエ・フェルナンデス(80)らはみな、ナニとともにリーグ優勝カップを手にした。それからアンデルソン(95)も忘れずに!

参考資料: www.transfermarkt.com.

クラブ公式アプリでより詳しい情報をゲットしよう。ダウンロードは、こちらから。



おすすめ: