フォレスト戦の大逆転劇の起爆剤となったマーカス
マンチェスター・ユナイテッドがノッティンガム・フォレストに逆転勝利を収めたのは、チームワークの賜物だ。しかしマーカス・ラッシュフォードの活躍が際立っていたことを、統計が示している。
カゼミーロの同点ゴールをお膳立てし、決勝点となったPKを決めたキャプテンのブルーノ・フェルナンデスがマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは驚きではない。
しかし、オールド・トラッフォードでの3-2の劇的な逆転勝利におけるマーカスの活躍は見逃せない。
今シーズンの最初の2試合ではトップで攻撃を牽引した我らが10番は、アントニー・マルシャルの先発出場により、フォレスト戦では得意の左サイドに戻った。
立ち上がりから勢いづいたフォレストに開始4分で2点のリードを奪われたレッズは、屈強な挽回が必要とされたが、その奮起を促したのがラッシュフォードだった。
常にそのスピードで相手の脅威となるイングランド代表FWは、セルジュ・オーリエの外側を駆け上がり、ピンポインドのロークロスをボックス内に送り込んだ。これをクリスティアン・エリクセンが巧みに蹴り込み、ユナイテッドは1点を返した。
そして17分のこの瞬間が、逆転劇の始まりとなった。
後半戦にも、マーカスはふたたび同じようなシチュエーションを演出した。ペナルティーエリア内に攻め込み、ボックス内でダニーロのタックルを誘ってスポットキックを獲得。これをブルーノが決めて、ユナイテッドは逆転に成功した。
ラッシュフォードの活躍を数字でチェック
90分を超えるプレータイムで、マーカスのボールタッチは51回。
パス33本のうち28本を成功させ、パス精度は85パーセントだった。
デュエルを3回制し、3回のドリブルのうち2回を成功させた。
ユナイテッドのファンとエリック・テン・ハフは、さらなるレベルアップを目指す昨シーズンの得点王が、この目覚ましい数字をシーズンを通して維持することを望んでいることだろう。
ユナイテッドの次戦の相手はアーセナル。ガナーズは、2016年2月のプレミアリーグデビュー戦で2得点を挙げた、マーカスにとってゲンの良い相手だ。
日曜日の大一番に向けて、今週中はManUtd.comとユナイテッド公式アプリに注目しよう。