12月のMVPはリンガード
マンチェスター・ユナイテッドの12月の月間MVPにジェシー・リンガードが選出された。
リンガードは公式ツイッターによる投票でなんと85%もの票を獲得。次点のフアン・マタは12%、フィル・ジョーンズが3番手だった。
今回は、今シーズン初めて、月間MVPがマン・オブ・ザ・マッチを受賞していないという結果になった。ちなみにマン・オブ・ザ・マッチは、レッズが勝利した試合の際にファンがソーシャルメディアで投票して決定する。
ポール・ポグバ(8月)、アントニー・マルシャル(9、10月)、アシュリー・ヤング(11月)に続き2017年最後の月間MVPとなったリンガード。ワトフォード戦での素晴らしいゴールで獲得した11月のベストゴール賞に次ぐ今シーズン2つ目の個人賞受賞となる。
決め手となったのは?
12月の過密日程期間も含め、直近の9試合で7ゴールをマークし絶好調をキープ。攻撃陣の真ん中のポジションでプレーするようになって以来、ゴール勘も一層開花した。
エミレーツ・スタジアムでのアーセナル戦(3-1で勝利)で2得点。2-1で敗れたマンチェスター・シティとのダービーマッチとボーンマス戦(1-0で勝利)に先発出場。2-1で勝利したウェストブロムウィッチ戦では、彼が放ったシュートが相手プレーヤーにディフレクトしてゴールに収まり、これが決勝点になった。
クリスマス前のレスターシティ戦では、後半に放ったシュートがポストに弾かれる惜しいチャンスを作った。そして続くボクシングデーのバーンリー戦では、後半から出場して貴重な2得点をあげ、ユナイテッドは2-0で勝利し勝ち点3を手にすることができた。
2017年最後のサウサンプトン戦(0-0)にも先発フル出場と、リンガードはますますレッズにとって欠くことのできない重要なプレーヤーとなっている。
元日のエヴァートン戦(2-0)でも得点をあげると、目標としていたシーズン10ゴールに到達。さっそく次の目標を立てたというが、それが何かは明かしていない。
次戦はダービー・カウンティ戦。2014-15シーズンの後半に所属していた古巣相手の試合で発奮することだろう。
おめでとう、ジェシー!
ジョゼやフアン、アンデルも称賛
リンガードのここ最近の好調ぶりを、当然のことながら監督やチームメイトたちも称賛している。
ジョゼ・モウリーニョ監督は、リンガードが一皮むけて”非常に良いプレーヤー”へと成長したと感じている。「よりパフォーマンスが安定してきた。ゲームに順応し、理解度も深まっている。異なるスペースやポジションへの対応ができるようになってきた。彼は良い方向に向かっている」とエヴァートン戦後に発言。
フアン・マタも、リンガードが今季大きく成熟したと感じている。そして、ユナイテッドに入団以来、ベストのパフォーマンスをしていると称賛する。「ファーストチームで一緒にプレーするようになって数年経つけれど、今季はゴールも量産しているし、自信をもってプレーしている。選手としての成熟度が増してきた。彼は貴重なゴールを挙げてチームに貢献してくれている」。
アンデル・エレーラも「彼はファンタスティックな選手へと成長したがっている。それは毎日のトレーニングや、試合の中でも見て取れる。彼の動きは素早いから誰もとらえることができない」と、リンガードの活躍は称賛を受けるにふさわしいと話している。