ジョニー

生来のレッズ、エヴァンスは、ファンのサポートを糧に‥

水曜日 03 1月 2024 15:31

ジョニー・エヴァンスの献身さ、情熱、そして不変のクオリティーは、今シーズン、マンチェスター・ユナイテッドのファンによって、お馴染みのチャントとともに称えられている。

今日(1月3日)36歳の誕生日を迎えたアカデミー出身のエヴァンスは、センターバックの補強のため昨夏ユナイテッドに復帰し、今シーズンこれまで15試合に出場している。

教養があり、経験豊富なエヴァンスは、ディフェンス陣の指揮を執り、とりわけチームにとって困難な時期に、安定感をもたらした。

『Jonny Evans is a Red(ジョニー・エヴァンスはレッド)』のチャントは、試合会場に足を運ぶユナイテッド・ファンだけでな��、世界中のサポーターから、プライドとともに叫ばれている。

「すごいことだよ。この曲をゲットするのに、20年はかかったんじゃないかな」。北アイルランド代表DFは、クラブメディアのリポーター、ザラ・コノリーとのインタビューでそう言って微笑んだ。「ガリー・ネヴィルの昔の歌を頂戴するなんて思ってもみなかったよ。でも、ユナイテッドのファンが自分のために歌を歌ってくれるなんて、誰にとっても夢のようなことさ」。

ロングインタビュー:『Jonny Evans is a Red』 動画

ロングインタビュー:『Jonny Evans is a Red』

生来のユナイテッドファンであるエヴァンスが、憧れのクラブへの復帰やファンとの繋がりについて語る

エヴァンスは生来のユナイテッドファンだ。ベルファスト出身の彼は、ジョージ・ベスト、ハリー・グレッグ、サミー・マキロイ、ノーマン・ホワイトサイドといった北アイルランドのレジェンドを筆頭に実績あるシニアプレーヤーを数多く輩出したユースシステムに入団すべく、マンチェスターにやってきた。

ユナイテッドは常に北アイルランドと深いつながりがある。そしてジョニーも、オールド・トラッフォードでも、アウェーの試合でも、そして故郷でも、自らのストーリーの背景に、故郷の誇りを感じている。

「北アイルランド出身であることや、子供の頃から熱狂的なマン・ユナイテッドサポーターであったこと、そして故郷の人たちのことは、自分にプライドを感じさせてくれる」。

「故郷に帰ってみんなに会ったり、スタジアムに行けば、試合の前や後には、何千人ものファンが僕のサインを待っている。北アイルランド訛りの声がたくさん聞こえてくると、いつも信じられないような気持ちになる」。

「彼らは大体が、僕の出身地のあたりから来た人たちだ。僕が子供の頃に所属していた地元のクラブでプレーしている少年もいたりする」。

「そうした彼らとのつながりを取り戻せたのは素晴らしいことだよ。北アイルランドのレッズは、長年にわたって僕の最大のサポーターでいてくれている。彼らには本当に感謝しているんだ」。

 
ジョニー・エヴァンス 言う

「家族が来てくれるのはうれしい。そうするとすべてが普通に感じられるんだ。大きなピッチで、何千人、何万人の前でプレーしているんじゃなく、もっとリアルなことのように感じられる」。

エヴァンスとのインタビューは、アレハンドロ・ガルナチョ(2得点)とラスムス・ホイルンドのゴールで3-2で勝利を収めたアストン・ヴィラ戦の数日後に行われた。我らが35番はこの試合、ゴールライン上での決定的なクリアでピンチを防いだ。そしてその勇姿を、彼の子供たちもスタンドから目撃していた。

ジョニーの妻で、MUTVのプレゼンターを務めるヘレン・エヴァンスは『X』にこう投稿している。『9歳の子供が "今までで最高のボクシングデーだった "と言っていたわ』。その言葉どおり、家族みんなにとって特別な夜になったのは間違いない。

「年長の選手となった今は、些細なことにより喜びを感じるようになったのだと思う」とジョニーは言う。

「家族が見にきてくれているとわかっているというのはいいものだよ。ヘレンは、子供たちを寝かしつけるために、早めにスタジアムを去らないといけなかったんだけどね!」

ジョニー・エヴァンス 言う

「スタジアムに行くと、試合の前や後には、何千人ものファンがサインを待っている。北アイルランド訛りの声がたくさん聞こえてくると、いつも信じられないような気持ちになる。彼らは大体が、僕の出身地のあたりから来た人たちなんだ」

「僕らが3-2に追いついたのを見届けて、彼女は帰ったんだ。でも僕の父親もヘレンの弟も試合が終わるまで残っていて、みんなで一緒に車で帰った。彼らは家に着くまで、ずっとガルナチョのチャントを歌っていたよ!(笑)」

「家族が来てくれるのはうれしい。そうするとすべてが普通に感じられるんだ。大きなピッチで、何千人、何万人の前でプレーしているんじゃなく、もっとリアルなことのように感じられる」。

そうした家族やファンのサポートを、エヴァンスは当たり前のことなどとは思っていない。自分の立場が恵まれていることを自覚し、クラブのために全力を尽くしている。新年を迎えるにあたり、終生レッドであり続けるエヴァンスは、自分を応援してくれている人々にシンプルなメッセージを送っている。

「応援してくれてありがとう、と言いたい。マン・ユナイテッドのファンは、長年にわたって僕に信じられないくらいのサポートをしてくれている。僕にとってそうしたサポートは、ピッチの上でパフォーマンスを発揮することへの責任感にもつながっている」。

「だから僕は、できる限りそのことに意識を集中するようにしているんだ」。

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