女子年間最優秀選手賞はゼレム
ケイシー・ストーニーが率いるマンチェスター・ユナイテッド女子チームは、1年目から成功を収めた。そして、女子年間最優秀選手賞には、ケイティ・ゼレムが選出された。
チームメートの投票により選ばれた最終候補には、ミラーターナーとリア・ガルトンも選出された。
クラブ公式アプリでの投票は僅差となった中、ゼレムが受賞した。
今シーズンの活躍
ケイティは中盤でレギュラーとして起用され、現在までに11ゴールを記録。土曜に行われるルーイスとの最終戦でゴール数を増やす可能性もある。最終戦後には、FA女子チャンピオンシップの優勝トロフィーが授与される。
以前ユヴェントスに所属したゼレムは、今シーズンの女子スーパーリーグ昇格、コンチネンタルタイヤズ・リーグカップ準決勝、SSE女子FAカップ準々決勝進出に貢献した。
オールドハム出身の23歳は、セットプレーのスペシャリストとして知られている。彼女が蹴るフリーキックやコーナーキックは、たいてい得点に繋がっている。
コンチネンタルタイヤズ・リーグカップでのエヴァートン戦でも、フリーキックを直接決め、昨年12月のユナイテッド月間ベストゴールの候補に選出されたほど。
ゼレムは、FA女子チャンピオンシップの3月の月間最優秀選手選手賞も受賞した。
ケイティのコメントは以下の通り。
「とても嬉しい。史上初の賞ということで、より特別なものに感じる。1年目のシーズンで、これ以上のものは望めない。チームの一人一人が、ピッチ内外でそれぞれの役割を担ったからこその結果。スタッフと同様に、ケイシーのおかげで私たちは距離を縮められた。それは、ピッチでのパフォーマンスを見てもらえればわかる」
ユナイテッドを退団後、リヴァプール、ユヴェントスに所属したケイティーは、女子チームが発足した昨年の夏にクラブに復帰した。「本当に興奮したわ。5年前、10年前から考えていたことだったから。またマンチェスター・ユナイテッドに戻ってきたいと思っていた。それを思っていたよりも早く実現させられた。しばらくはこのクラブでプレーしたい」
来シーズンの女子スーパーリーグでは、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティーらとも対戦する。ケイティは、来季のチャレンジについて「楽しみ。私たちに相応しい場所だし、ベストチームを相手に自分たちの実力を試せる。その上で現在地を理解して、次のことを考えられる」