マルティネス「まだ勝ち抜けたわけじゃない」

シティ・グラウンドで行われた対戦で、ユナイテッドはマーカス・ラッシュフォード、ヴァウト・ヴェフホルスト、ブルーノ・フェルナンデスのゴールで3-0の勝利を収めた。エリック・テンハフ率いるレッズは、来週水曜日にオールド・トラッフォードで行われるリターンマッチに向け、大きなアドバンテージを手に入れた。

ワールドカップ優勝チームのセンターバック、リサンドロは試合後、Sky SportsとMUTVとのインタビューに応じ、3点のリードがあるとはいえ、レッズはシアター・オブ・ドリームでのフォレスト戦では、集中力を維持しなければならないと強調。その理由に、先週のクリスタル・パレス戦とアーセナル戦の結果を挙げた。

「何が起こるかはわからない」と語ったリチャ。「集中し続けることが大切だ」。

「まずは次の試合（土曜日のレディング戦）に向けて準備をし、その後で第2戦のことを考えなければならない。まだ終わってはいないのだから、気持ちを離すことなく挑み続ける必要がある」。

「全員が本当によく頑張った。それを思うと、前の2試合はアンラッキーだったとも感じる。ただ、僕たちは素晴らしいプレーをしたけれど、この後もそれを続けていかなければならない。自分たちのプレーができなければ、失点してしまうのは目に見えている。そしてゲームをコントロールすることだ。僕たちにはまだまだ改善すべき点がたくさんあるのだから、これからも続けていかなければならない」。

シティ・グラウンドでは、リチャはビクトル・リンデロフと組んでプレーした。2人は今シーズン、ヨーロッパリーグで5回、プレミアリーグで3回、カラバオカップで1回と、計9回しかともにプレーしていないが、その間に4回のクリーンシートを達成している。

この試合でもフォレストの攻撃をシャットアウトしたコンビについてマルティネスは、スウェーデン人CBとは練習での相性も抜群に良いと話した。

「トレーニングでも、お互いに本当にいい仕事ができていると感じる。それはものすごく重要なことで、（チームに）必要なときは、いつでもやれるよう準備しておかなければならない。ビクトルはとても良いプレーをした」。

クリスタル・パレスとの1-1の引き分け、そしてプレミアリーグ首位のアーセナルに3-2で敗れるという悔しい結果に終わった前2試合のアウェー戦から、ユナイテッドは見事に挽回した。マルティネスは、次のフォレスト戦でも良い結果を残すためには、選手たちが冷静に試合をコントロールする必要があると話した。

「僕たちにとってこの結果は本当に必要だった。良いところもたくさん見せられたけれど、同様に改善すべき点もたくさんある。今日は試合をコントロールできたと思うけれど、これからも落ち着いて、向上し続けていかなければならない」。

「クリスタル・パレス戦では最後の瞬間に点を奪われ、アーセナル戦でも失点してしまった。でも僕たちは決してあきらめたりはしない。今日は本当に良い仕事をしたし、試合にも勝った。それが一番重要なことだ」。

ヴァウト・ヴェフホルストは、アントニーが放ったシュートのこぼれ球を押し込み、入団後初ゴールを決めたが、3日前には、マルティネスも、ユナイテッドでの初ゴールを決めている。

ヴァウトにとってどれほど意味のある瞬間だったかと尋ねると、リチャはこう答えた。

「ストライカーである彼は、ゴールを決めるために生きている。彼はトレーニングでもいつもものすごく頑張っているから、彼のためにも本当にハッピーだ。そうして自信を得ることは、僕らにとって大切なことでもある。だから彼が今日ゴールを決めてくれてとてもうれしいよ」。