オーレ

オーレ「自分たちの力を発揮できなかった」

木曜日 27 5月 2021 01:31

オーレ・グンナー・スールシャールは、マンチェスター・ユナイテッドの選手たちは、ヨーロッパリーグの決勝戦で味わったこの苦い経験を、来シーズンには必ず洗い流さなければならないと語り、シーズンのクライマックスだったこの一戦で、チームは自分たちの力を発揮できなかったと認めた。

22人が挑んだグダニスクでのPK戦で、レッズはダビド・デ・ヘアが外したシュートで敗れ、トロフィーはビジャレアルの手に渡った。
ポーランドでの戦いは、前半にジェラール・モレノが決めた先制点を、55分にエディンソン・カバーニが帳消しにした後は、120分を経過しても決着をみなかった。
延長戦でも疲れた様子が見られたユナイテッドは、トロフィーを手に入れてシーズンを終えるための魔法の一片を見つけることができなかった。
試合後、BT Sportのインタビューに応じたオーレは、レッズにとって非常に残念な夜を振り返った。

セットプレーでまたも残念な失点

「我々は試合に入り切れていなかった。自分たちができるはずのプレーができなかった。立ち上がりは良かったが、相手が、唯一のオンターゲットのシュートを得点につなげて先制した。またもセットプレーから失点したことが残念でならない。その後は攻め込んでプレスをかけたが、得点したあとは試合をコントロールして自分たちが望む形でゲームを支配することができなかった。それがフットボールというものだ。相手はスペースを潰して我々にとって厳しい状況を作った。ポゼッションはこちらが制していたが、相手は非常によく守ってきた。決め手となるだけの十分なチャンスが作れなかった」

早急な判断をするときではない

「いまは何をすべきだったか、といったことについて安直に指摘する時ではない。ただ、トロフィーを取り損ねたということは、すべてを正しくやれていなかったということだ」

近づいている

「我々はどんどん良くなっていて、求める場所に近づいている。今日もトロフィーを手に入れて嬉しい夜を過ごせるところまで、あと1キックだった。しかし来年、さらに成長して絶対にカムバックするという意志を持たなくてはならない。そのためにはさらなる上積みが必要で、それを得るには、ひたすら努力するしかない」

さらなる成長が必要

「シンプルに、もっと成長することが必要だ。今シーズンは、スタートは厳しかったが、その後は非常によくやってきた。まともなプレシーズンもなく、序盤の6試合のうち3戦に敗れた。その後リーグでは挽回して、一時は予想以上に首位の座に近づけた。そして決勝戦に進出することもできた。しかし良いシーズンで締め括るには、こうした決勝戦で勝たなくてはならないのだ」

ビジャレアル1-1ユナイテッド (PK戦11-10)

 記事

ヨーロッパリーグ決勝は、延長戦、PK戦にまでもつれた結果、あと一歩の結果に。

ダビドの落胆

「もちろん彼はがっかりしている。我々みんなと同じようにね。しかしフットボールとはそういうものだ。ときにはヒーローになり、ときにはうまくいかないこともある。彼がこれを乗り越えられると信じているよ」

ロッカールームのスピリッツは良い

「我々は、強靭で戦闘力のあるチームを構築している最中だ。チーム内のスピリッツは非常に良い。いまは落胆しているが、いまはシーズン全体について振り返る時ではない」

ハイライト:ヨーロッパリーグ決勝 動画

ハイライト:ヨーロッパリーグ決勝

カバーニのゴールとロングランのPK戦もむなしく、グダニスクの夜は残念な結果に終わった

経験から学びがある

「強くなる必要がある。失敗から学ばなければならない。そして失意から得るものがある。これらはみな、学ぶためのレッスンだ。自分たちは、まだ自分たちが望む場所には到達できていないのだということを学んだ。まだ自分たちが求めているだけのクオリティがないということをね。この後は解散になる。ユーロに出場する選手もいるし、休暇に出る者もいる。しかしひとつだけ確かなのは、全員が、さらに上を目指したいという思いとともに戻ってくるということだ。今日のこの思いを数日間噛み締めたら、その後は、さらに強くなって彼らは帰ってくることだろう」

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