メンタル

マンチェスター・ユナイテッド、アカデミーでのメンタルヘルス啓発月間を開始

木曜日 03 3月 2022 14:18

マンチェスター・ユナイテッド・アカデミーは、選手やスタッフのメンタルヘルスに関する意識を高め、意見交換を活発にするために、革新的な「メンタルヘルス啓発月間」を開始した。

この啓発月間は、アカデミーが年間を通して行っているこの分野での重要な活動に焦点を当てることを目的としている。

アカデミーでは、医療機関や慈善団体と密接に協力し、世界トップレベルのユース育成システムにおけるメンタルヘルスとウェルビーイングを促進するための、オーダーメイドのプログラムを考案している。

3月中に行われる活動には、スポーツ心理学ワークショップ、実践的なトレーニングセッション、座談会、試合会場でのブランディングなどが予定されている。

また、毎週、Mind が推奨する、「つながる」「気づく」「活動的になる」「恩返し」「継続的に学ぶ」という「ウェルビーイングへの5つの方法」を採用した異なるテーマに焦点を当てたセッションが行われる。

トップチームの選手やクラブのレジェンドたちが、様々な年齢層に向けて自身の経験について語り、キャリアを通じてどのようにレジリエンスを築いてきたかなどについて、参加者からの質問にも答えていく。

バイエルン・ミュンヘンやSLベンフィカともリソースや専門知識を共有し、ヨーロッパのクラブとも協力しあいながら、選手、スタッフ、保護者をサポートするための実践的なメンタルヘルスのレッスンを提供する。

「メンタルヘルス啓発月間」のアンバサダーを務めるのはハリー・マグワイア。ユナイテッドのキャプテンは、さまざまなセッションやアクティビティに直接参加し、クラブ全体でメンタルヘルスというテーマについて積極的に話し合うことを推進していく。

マンチェスター・ユナイテッドの選手とスタッフは、メンタルヘルスに関する認知度を高め、すべての人々のサポートとなれるよう、3月中はメンタルヘルス財団のグリーンリボンを定期的に着用する。

アカデミー長のニック・コックスのコメント:

「私たちは、選手やスタッフのメンタルヘルスをサポートするために、幅広い活動を行っていることを非常に誇りに思っています。この「メンタルヘルス啓発月間」は、アカデミーがシーズンを通して実施している幅広い強化プログラムの柱となるメッセージを土台とし、それをより強化させていくものです」。

「選手たちの心の健康は、身体のコンディションや技術の発達と同じくらい重要です。そのため私たちは、選手たちがメンタルヘルスについての偏見をなくし、積極的に話すことを奨励するための対策を講じていきます。

「この啓発月間は、選手、スタッフ、アカデミー生の保護者の皆様が、自分自身のメンタルヘルスのケアに積極的に取り組んでいただけるよう、1年かけて丁寧にデザインされたものです」。

「またこのグループでは、誰かが困難に直面しているときに発するサインや、そのときに利用できるサポートシステムについても学ぶことができます」

「選手にとってはパフォーマンス面での明確な利点がありますし、ファンの方々にもこのキャンペーンに参加していただくことで、アカデミーが一丸となってメンタルヘルスとウェルビーイングを推進する役割を担えることを願っています」。

 

ユナイテッドにとっての優先事項

 記事

フットボールディレクターがクラブの目標について言及。

クラブキャプテンのハリー・マグワイアのコメント:

「マンチェスター・ユナイテッドは、トップチーム、アカデミー、そしてコミュニティにおいて、この分野で素晴らしい活動をしています。メンタルヘルス啓発月間大使として、アカデミーをサポートできることを楽しみにしています。私は、選手が成長する過程で経験することを直接知っていますし、クラブキャプテンとして、選手がそうしたシステムを通過する際には常にそばにいてサポートしています」。

「自分が抱えている問題について自由に話せる環境をつくることは非常に重要です。よって社会全体として、すべての人に良好なメンタルヘルスを促進することを目指していきます。この啓発月間は、若い選手たちのメンタルヘルスとウェルビーイングを促進するためにすでに行われている活動をさらに発展させるための格好のプラットフォームを提供するものです」。

「マンチェスター・ユナイテッドは、一貫して平等、多様性、包括性へのコミットメントを示してきました。その一環として、クラブは、メンタルヘルスといった社会における重要な問題に対する意識を高め、取り組む活動を定期的に行っています」。

「クラブ独自の平等プログラム「#allredallequal」は、ユナイテッドの選手、スタッフ、サポーターがこの重要な領域で行っているすべてのハードワークを網羅しています」。

 

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