アーセナル 3-2 ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドの10試合連続無敗記録は、エドワード・エンケティアによる試合終盤の一撃により、エミレーツ・スタジアムでの敗戦で幕を閉じた。
マーカス・ラッシュフォードの今シーズン17点目となるゴールにより先制するも、そのわずか8分後にエンケティアのヘディングシュートにより、同点に追いつかれてしまった。
後半8分には、ブカヨ・サカの鋭いシュートによりガナーズに逆転を許してしまう。
ユナイテッドもリサンドロ・マルティネスがヘディングシュートで同点に追いついたが、エンケティアの2点目により、ミケル・アルテタのチームが勝ち点3を獲得した。
前半 - 同点で折り返す
エミレーツでの一戦は、開始わずか6分、アーロン・ラムズデールがブルーノ・フェルナンデスと交錯し、ユナイテッドはPKをアピール。フェルナンデスは、ガナーズのバックラインの後方に抜け出したが、主神のアンソニー・テイラーがPKとは判定しなかった。
その直後、ラッシュフォードのゴールで先制。フェルナンデスのたくみなパスが10番の足元に入り、わずかなスペースを見つけたラッシュフォードは、トーマス・パーテイを巧みにドリブルでかわし、低い弾道の強烈なシュートを叩き込んだ。
しかし、そのわずか7分後には、リーグ首位チームの反撃を受ける。グラニト・シャカが左サイドからクロスを上げ、エンケティアがノーマークでヘディングシュートを決める。
28分、スコット・マクトミネイのロングレンジシュートはラムズデールに阻まれるなど、両チームとも2点目を求めて前に出続ける。
ヴァウト・ヴェフホルストの絶え間なく走り、前線にハイプレスをかけてアーセナルを苦しめた。ヴェフホルストはユナイテッドの中盤と攻撃の間でプレーを組み立てることを試みたが、スコアラインはイーブンのまま、前半を終えた。
後半 - ガナーズが勝利をつかむ
アーセナルは、サカが左足でボールを持ち、デ・ヘアをかわして低い弾道のシュートを決めて、後半早々にリードを奪った。
しかし、試合終了まで30分を切ったところで、ユナイテッドが同点に追いつく。エリクセンのコーナーキックをラムズデールが処理できず、マルティネスが放ったループヘッドはウィリアム・サリバの上を通過し、2-2の同点。マルティネスは、ユナイテッド初ゴールをマークした。
アルテタのチームの気持ちは折れることなく、試合は一進一退の工房に。エリクセンが左足で放ったシュートは、ゴールの枠を逸れたが、ボールはマルティン・ウーデゴールに当たっていた。
またしても右サイドではサカが躍動。21歳の彼は、再び中へ切れ込み、得意の左足でシュートを放ったが、エリクセンをかすめてポストを直撃。
デ・へアは、後半も前に出続けるエンケティアのシュートをゴール前で弾きかえすビッグセーブを決めてチームを救う。
しかし、エミレーツでは終盤にドラマが起こった。オレクサンドル・ジンチェンコのクロスはシャカの足に当たり、続けてゴール前にボールを送る。これをエンケティアが押し込んでホームチームが勝ち越し、勝ち点3を手にした。
試合情報
アーセナル:ラムズデール;ホワイト(45分に冨安と交代)、サリバ、ガブリエル、ジンチェンコ;パーテイ、シャカ;サカ、ウーデゴール(C、90+3分にホールディングと交代)、マルティネッリ(82分にトロサールと交代);エンケティア
出場機会のなかったサブ:ターナー、マルキーニョス、ティアニー、ロコンガ、ヴィエイラ、スミス・ロウ
ゴール:エンキティア(24、89分)、サカ(53分)
イエローカード:ホワイト
ユナイテッド:デ・へア;ワン・ビサカ、ヴァランヌ(90+2分にガルナチョと交代)、マルティネス、ショー;マクトミネイ、エリクセン;アントニー(70分にフレッジと交代)、フェルナンデス(c)、ラッシュフォード、ヴェフホルスト
出場機会のなかったサブ:ヒートン、リンデロフ、マグワイア、マラシア、メイヌー、エランガ、ペリストリ
ゴール:ラッシュフォード(17分)、マルティネス(59分)
イエローカード:アントニー、ショー