レポート：ユナイテッド3-0クリスタル・パレス

ユナイテッドは素晴らしいビルドアッププレーの後、アレハンドロ・ガルナチョのフィニッシュで先制。そしてハーフタイムにはカゼミーロのヘディングシュートで2点をリードした。

後半にはアントニー・マルシャルがハーフボレーで3点目を決め、ホームサポーターの前で完勝した。

4回戦の組み合わせ抽選は、水曜の夜に実施される。

オールド・トラッフォードでの一戦は、ユナイテッドが長い時間ボールを支配しながらも突破口を見出せない、ややスローな幕開けとなった。

ユナイテッドは、ディオゴ・ダロトからの繋ぎに反応したソフィアン・アムラバトがこの試合最初のシュートを放ったが、コントロールしきれず、バーの上を越えていった。夏に移籍したディーン・ヘンダーソンのパレス初出場は、クリアーの際に腰を痛めてしまい、同じく元ユナイテッドのサム・ジョンストンが交代出場する形で早々に終わってしまった。

21分、ガルナチョが先制ゴールを決める。メイソン・マウントがファクンド・ペリストリに絶妙なボールを送ると、ペリストリは素早く走りこんできたダロトへ。そして20番がゴール前にパスを出すと、ガルナチョがスマートにゴールを決め、先制点を奪った。

オールド・トラッフォードの観衆は、わずか6分後にリードを広げるシーンを目撃することに。マルシャルが倒された後、レフェリーがアドバンテージを与え、マウントとペリストリが前に出たが、クリス・リチャーズに対応されてコーナーキックを獲得。

マウントはアウトスウィングのクロスを供給すると、ノーマークだったカゼミーロがヘディングでゴールに押し込んだ。

初先発のアムラバトは、左サイドバックでパレスの攻撃対応。その強さと戦術的な巧みさを発揮し、パレスの攻撃を2度封じた。

後半開始と同時に、マウントに代えてビクトル・リンデロフを投入。リンデロフは左サイドバックに入り、アムラバトは本来の中盤のポジションに上がった。一方、パレスはユナイテッドの自由な攻撃を阻止するため、ディフェンダーのマーク・グエヒを投入したが、15分程度でホームチームが追加点を奪う。

辛抱強く組み立てたユナイテッドは、カゼミーロからのクロスをマルシャルがハーフボレーでゴールに押し込み、3-0。

アンドレ・オナナの出番はほとんどなかったが、彼は警戒を怠らず、イーグルスを寄せ付けなかった。最終ラインを突破したジャン・フィリップ・マテタがゴールに向かってシュートを放つが、オナナの素早い反応によってボールは枠を外れた。

一方、ユナイテッドは交代出場のジョニー・エヴァンスが4点目に迫る。コーナーキックからボックス内でフリーになったエバンスがヘディングシュートを放つが、ジョンストンが本能的なセーブでこれを阻止。

試合終了間際、オナナに再びセーブ機会が訪れ、マテタの2度目のシュートを阻んだ。ユナイテッドはその後も4点目を狙い続け、リンデロフとガルナチョが立て続けにゴールに迫ったが、主審はフルタイムの笛を吹いた。

土曜の午後には、再びパレスとプレミアリーグで対戦する。

試合詳細

ユナイテッド：オナナ；アムラバト（61分にゴアと交代）、マグワイア、ヴァランヌ（61分にエヴァンスと交代）、ダロト；カゼミーロ、ハンニバル（70分にファン・デ・べークと交代）、マウント（46分にリンデロフと交代）；ガルナチョ、マルシャル（75分にホイルンドと交代）、ペリストリ 

出場機会のなかったサブ：バユンドゥル、ヒートン、フェルナンデス、ラッシュフォード 

ゴール：ガルナチョ（21分）、カゼミーロ（27分）、マルシャル（55分）

イエローカード：ハンニバル（28分）

クリスタル・パレス：ヘンダーソン（19分にジョンストンと交代）；ミッチェル、リチャーズ、ホールディング、クライン；ドゥクレ（60分にヒューズと交代）、リーデヴァルト（80分にオリーズと交代）；アイェウ、シュルップ（60分にエゼと交代）、ラク・サキ（46分にグエヒと交代）；マテタ 

出場機会のなかったサブ：ウォード、アンダーセン、エビオウェイ、オラ・アデボミ 

イエローカード：ホールディング（26分）