レポート：ユナイテッド 1-3 ブライトン

エリック・テン・ハフ監督が率いるチームが圧倒的な立ち上がりを見せ、多くのチャンスを作ったにもかかわらず、20分には元ユナイテッドのダニー・ウェルベックが先制点をあげた。ラスマス・ホイルンドの得点で前半終了直前に同点に追いついたかに見えたが、マーカス・ラッシュフォードがクロスを上げる前にボールがサイドラインを越えたとVARで判定された。

後半開始から積極的に攻めるも2点目を失い、交代出場のジョアン・ペドロに残り20分で決定的な3点目を許してしまった。

ストレトフォード・エンドではハンニバルが見事なシュートで1点を返したが、これは気休めにしかならなかった。

ユナイテッドは、ブライトンに対するハイプレスで試合をスタートさせた。最初のシュートは前半6分、ラッシュフォードのぶれるシュートだったが、ジェイソン・スティールに阻まれた。

スコット・マクトミネイがブライトンの攻撃を阻止し、クリスティアン・エリクセンの巧みな技がチームに勢いを与える。ここからブルーノ・フェルナンデスがラッシュフォードにボールを届けるも、クロスからホイルンドのシュートには繋がらなかった。

ユナイテッドが優勢だったとはいえ、20分に先制したのはブライトンだった。シモン・アディングラがボックス内に入れたボールをアダム・ララーナが巧みにかわし、ウェルベックがゴールに蹴り込んだ。

チームはすぐに同点ゴールを目指して攻勢に出る。前半の主役だったラッシュフォードが左サイドから中に飛び込み、強烈なボールを放つも、外側のポストに嫌われてしまう。

後半開始から5分後、ユナイテッドは試合を振り出しに戻したかのように見えた。ラッシュフォードがボックス内で素晴らしい技術を見せ、ヤン・ポール・ファン・ヘッケを左から右に誘導し、エリア内で11番を見つける。パスを受けたホイルンドは、ターンしてゴールに流し込んだ。しかし、VARの介入により、ラッシュフォードが上げたボールがラインを数ミリオーバーしたと判断され、このゴールは取り消された。

その後、ブライトンはグロスのシュートでリードを2点に広げる。三苫薫が右サイドでボールを拾い、タリック・ランプテイに渡すと、ランプテイは飛び込んできた味方にボールを入れ、グロスはリサンドロ・マルティネスをかわしてゴールに流し込んだ。

テン・ハフは選手交代を行って違いを生み出そうとした。一方、シーガルズは後半に交代出場のジョアン・ペドロがアンドレ・オナナをかわしてシュートを決め、3-0に。

若手のハンニバルが遠目からプレミアリーグ初ゴールを決めて1点を返すも、ホームでは珍しい黒星。リーグ戦では昨季の開幕節ブライトン戦以来の敗戦となった。

試合詳細

ユナイテッド：オナナ；ダロト、リンデロフ、マルティネス（85分にワン・ビサカと交代）、レギロン（85分にペリストリと交代）；カゼミーロ（64分にハンニバルと交代）、マクトミネイ（85分にガルナチョと交代）、フェルナンデス；エリクセン、ラッシュフォード、ホイルンド（64分にマルシャルと交代）

出場機会のなかったサブ：バユンドゥル、エヴァンス、マグワイア、ゴア

ゴール：ハンニバル（73分）

イエローカード： フェルナンデス、ハンニバル

ブライトン：スティール；ランプティ（76分にミルナーと交代）、ダンク（c）、ファン・ヘッケ、フェルトマン；アディングラ（85分にファーガソンと交代）、ダフード（77分にギルモアと交代）、グロス、ララーナ（63分にファティと交代）、三笘；ウェルベック（64分にペドロと交代）

出場機会のなかったサブ：フェルブルッゲン、ジュリオ、ウェブスター、バレバ

ゴール：ウェルベック（20分）、グロス（53分）、ジョアン・ペドロ（72分）

イエローカード：ランプティ、ファン・ヘッケ