ユナイテッド

リポート:ウルヴズ 1-2 ユナイテッド

日曜日 23 5月 2021 19:21

マンチェスター・ユナイテッドは、モリニューでのウルヴズ戦に勝利し、アウェイ無敗のまま2020-21プレミアリーグシーズンを終えた。

前半、若手のアンソニー・エランガがシニア初ゴールをヘディングフィニッシュで決めて先制したユナイテッドに対して、ホームのウルヴズはネルソン・セメドのゴールで同点に追いつく。

ペナルティエリア内でドニー・ファン・デ・ベークがロマン・サイスに倒された場面はVARで確認され、最終的に主審のマイク・ディーンがピッチサイドのモニターでプレーを確認し、ユナイテッドにPKを与えた。

これをフアン・マタがきっちり成功させて勝ち越し、プレミアリーグ最終節を勝利で終えた。

前半 - エランガとマタがゴール

水曜のヨーロッパリーグ決勝を見据えて大幅にメンバーを変更。オーレ・グンナー・スールシャール監督は、出場時間が必要だった選手、それからアマドやエランガら若手にもチャンスを与えた。

19歳のエランガは、13分までにハットトリックを達成できていた可能性もあった。6分にはアレックス・テレスからのクロスを受けたエランガは、わずかにボールをコントロールしきれずチャンスを生かせなかった。その2分後、ダニエル・ジェームズからのボールを受けるために動いてスペースを見出したが、シュートはオーバー。

13分にはチャンスを生かし、テレスからパスを受けたジェームズの左足クロスにヘディングを合わせてゴールを決め、ユナイテッドが先制に成功する。

ポゼッションではホームのウルヴズが優勢に進めるも、ユナイテッドはカウンターアタックを起点に試合をコントロールしていた。ただ、前半終了まで6分となり、ホームチームに同点に追いつかれてしまう。ファビオ・シウバからボールを受けたセメドのシュートがディフレクトしてネットを揺らして同点。セメドはウルヴズで初ゴールだった。

追いつかれたユナイテッドも攻める姿勢を忘れず、ネマニャ・マティッチからのスルーパスをもらったブランドン・ウィリアムズが強烈なシュート。これはゴールキーパーのルイ・パトリシオに弾き返され、こぼれ球にテレスが反応したが、シュートは枠外。

今度はファン・デ・ベークがボックス内に攻め入り、サイスに倒される。当初は主審のディーンもPKを宣告しなかったものの、VARを経てピッチサイドのモニターで確認し、判定を改めてPKをコール。これをマタがキーパーが反応した逆方向に蹴って決め、勝ち越しに成功。先日亡くなった母親に捧げるゴールを決めたマタは、若い選手とともに喜んだ。

後半 - アウェイ無敗

両チームともに選手交代はなく、最後の45分に。ウルヴズの攻め手が続いても、ウィリアン・ジョゼにヘディングシュートを許しても、ディーン・ヘンダーソンが慌てる場面は見られなかった。

逆にチャンスを作ったのはユナイテッドの方で、58分にマティッチがアマドを見つけてパス。ジェームズのシュートに繋がったが、惜しくもワイドに。

ファビオ・シウバが77分にゴール前に迫ったが、アクセル・トゥアンゼベが対応。数分後に再びシウバに攻められるも、トゥアンゼベが落ち着いて対応し、切り抜けた。

終了まで8分となって、マタに代わってハンニバルが出場し、ファーストチームデビュー。ショラ・ショレティレもアマドに代わって出場し、終了間際にはジェームズに代わってウィル・フィッシュも出場。

ユナイテッドがウルヴズの攻撃に対応し続けて勝利を収め、アウェイ無敗のままリーグ全日程を終了。水曜には、グダニスクでビジャレアルとヨーロッパリーグ決勝で対戦する。

試合情報

ウルヴズ:ルイ・パトリシオ、ボリー、コーディ(キャプテン)、サイス、ネルソン、セメド、デンドンケル(60分にギブス・ホワイトと交代)、ジョアン・モウティーニョ、アイト=ヌーリ(83分にマルカルと交代)、ネヴェス、トラオレ(27分にジョゼと交代)、シウバ

出場機会のなかったサブ:ルディ、フーフェル、ヴィティーニャ、キルマン、ソンダガード

得点:セメド(39分)

イエローカード:アイト=ヌーリ、デンドンケル、ボリー、ギブス・ホワイト

ユナイテッド:ヘンダーソン、ウィリアムズ、バイリー、トゥアンゼベ、テレス、マティッチ(キャプテン)、ファン・デ・ベーク、アマド(82分にショレティレと交代)、マタ(82分にハンニバルと交代)、エランガ、ジェームズ(90+5分にフィッシュと交代)

出場機会のなかったサブ:グラント、リンデロフ、ワン・ビサカ、マクトミネイ、グリーンウッド、ラッシュフォード

得点:エランガ(13分)、マタ(45+4分 PK)

イエローカード:ヘンダーソン

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