オーレ

オーレのプレシーズンインタビュー全文

水曜日 14 7月 2021 18:20

キャリントンで新シーズンへ向けての準備に励むマンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督が、2021-22シーズンへ向けてのプランや抱負について語った。

レッズは8月14日、オールド・トラッフォードでのリーズ・ユナイテッド戦で新シーズンの幕を開ける。そしてその前には、なかなか興味深いフレンドリーマッチも予定されている。これらの試合は、MUTVでライブ視聴が可能だ。

ジェンマ・トンプソンとのライブチャットで、オーレはこの後控えている調整試合や、EUROでのイングランドのパフォーマンスについて、新コーチについてなど、さまざまなトピックスについて語ってくれた。

オーレのプレシーズンインタビュー 動画

オーレのプレシーズンインタビュー

スールシャールがプレシーズンマッチなど、2021-22シーズンへ向けた思いを語った

EUROの決勝戦は、イングランドがイタリアに敗れる残念な結果に終わりました。この試合をどちらで観ていましたか?また感想は?
「自宅で観ていたよ。この試合のあと、イングランド中の人々が感じた思いはわかる。一本のキックで、すべての雰囲気が決まってしまった。試合はイーブンだった。ポゼッションに関してはイタリアが若干上回っていたかもしれないが、しかしPK戦となれば、どんな展開も起こりうる。我々もそれを身に染みて体験しているからね。選手たちは辛かっただろうが、ときにフットボールとはそういうものだ。それを受け入れて、前に進むしかない。国中が素晴らしい雰囲気に包まれていたが、結末は呆気ないものだ。私は経験からそれを理解している」

PK戦で外してしまった選手たちは、そこから立ち直ってこの経験を糧にする必要がありますね・・
「そうだね。ただ、ペナルティーに挑んだだけで、それは勝利だと私は思う。その重責を担うことを買って出たわけだ。多くの選手が、自分は蹴りたくない、と思う中、歩み出て、挑戦し、その結果を受け入れることを選んだ時点で、偉大な人間性を象徴している。ヒーローにもなれば、失敗した側にもなる。それがフットボールだ。そこから学んで、さらに強くなれる。このクラブには、『もう二度とペナルティは蹴りたくない』と言うような選手はいない。マーカスも、またその機会がくれば、手を挙げて自分が蹴る、と歩み出るはずだ」

ルークのシュートにも触れないといけないですね。あれは素晴らしかったです!
「とてもうれしいよ。あの場面を観ながら『え?いま何が起こった?』という感じだった。彼には日頃から、積極的にアタッキングサードにも攻め上がっていくよう言っていたからね。それに彼がいかにテクニックのある選手かは知っての通りだ。あのシュートは実に良かった。ボールから目を離さず、絶妙にポストの内側に叩き込んだ。彼はあのような幸運を得るのにふさわしい働きをこれまでしてきている。このクラブでもここ数年、本当に貢献してくれている」

何人かの選手は先週から始動しています。現在はどのような様子ですか?
「プレシーズンはすでにスタートしている。シーズンに向けて新たなチャンスを追い求めるフレッシュなスタートだ。ホリデーに入ったばかりの選手も数人いるから、メンバーは揃っていないが、その分若い選手たちにファーストチームのプレシーズンの雰囲気を味わう機会を与えることができている。ネマニャ・マティッチやフアン・マタ、リー・グラント、トム・ヒートンら、ファーストチームのメンバーがすでに始動しているからね」

コーチングスタッフにも新メンバーが加わっていますね。

「幸運にもエリック・ラムジーを口説くことができ、世界でも国内でも最高のクラブに加わってもらえた。彼は非常に高い評価を受けている指導者で、選手個別の指導だけでなく、セットプレーも担当する。我々は興奮しているんだ。彼は若く、フレッシュで、新しいアイディアを持っていて、以前から注目していた革新的なコーチ。キーラン(マッケンナ)はラフバラー大学時代から彼をよく知っている。非常に嬉しい」

何人か若手選手が加わり、期限付き移籍が決まった選手もいますね
「開幕までには6週間ある。その間、イギリス国内でいくつかトレーニングキャンプも行う。若手選手たちもダービー戦には出場する。そのあとも数試合予定されているから、そこでも出場機会を得ることになるだろう。そうしている間にEUROに参戦していた選手も戻ってくる。だから若い選手たちは、プロの世界をしっかり体験できるはずだ。そして8月上旬に分岐点が訪れて、何人かは期限付きで移籍することになる。すでに何人か具体的な話が出ていて、我々と選手との間で、どこへ行くのが最適かを考えている段階の選手もいる」

いつもなら夏はプレシーズンツアーを行いますが、トレーニングキャンプはチームの結束を強める上でも有益ですか?
「それは常にそうだと言えるね。若手の多くはツアーを体験していないが、キャンプでは、みなで寝食をともにして、一緒にいろいろなことをやる。フアンやネマニャ、リーやトムといったより経験豊富な選手たちがリーダーとなって、彼らから多くのことを学ぶことだろう。彼らはしっかり面倒をみてくれるだろうし、楽しい宴会もあるはずだよ・・」

旗揚げ式ですね!プレシーズンマッチはダービーとのアウェーゲームで幕を開け、その後オールド・トラッフォードへ。すべての試合がMUTVで放送されます。ワクワクしているのではないですか?
「ダービー戦、QPR戦、アウェーの試合にも、たくさんのサポーターが足を運んでくれることを願っているよ。それからオールド・トラッフォードでブレントフォードとエヴァートンと対戦する。開幕戦に備えるためのビッグマッチになる。まず最初にやるべき準備過程をこなしたら、その後は開幕戦への準備に入る、といった感じの流れだ。その後は、最初のインターナショナルブレイクまではその感じを継続し���いくことになる。プレシーズンの調整、そしてシーズン序盤戦については、昨シーズンよりもうまくやる必要がある。昨年は序盤の滑り出しが鈍かったことで、自分たちにその後越えるべき高い山を与えてしまったからね」


昨シーズンの最終戦、対フルアム戦にはサポーターがスタジアムに戻ってきました。エンジョイしたのではないですか?
「素晴らしかった。でも同時に不思議な気がした。1万人だけだったけれど、とても1万人が醸し出しているとは思えないくらいのエネルギーや歓声がスタジアムに充満していたんだ。あの巨大なスタジアムに1万人といえば、7分の1程度だ。しかし雰囲気は最高だった。早くフットボールがやりたくてたまらない。いいプレーをして、またあの素晴らしい雰囲気を味わいたいよ」

ブレントフォードがトップリーグに参戦するのは久しぶりです。トーマス・フランク監督のもと躍進した彼らについてどのように見ていますか?
「彼らには明確なプランがあった。そしてしっかりとした哲学に基づいて進んでいた。デンマーク人オーナーは、自国でもミッティランで成功している。そしていまはブレントフォードだ。これまでも何度か昇格にあと一歩のところまで迫っていたから、トーマスのためにもうれしく思うよ。彼とは北欧つながりがあるからね!彼らと対戦するのは初めてだ。彼らの新しいスタジアムでの対戦も楽しみにしている。プレミアリーグの新入りチームはいつだってウェルカムだ。彼らは他とは違う雰囲気を作り出してくれるからね」

トーマス・フランクと対戦したことは?
「まだないんだ。彼のチームと対戦するのは今回が初めてだよ。でも彼の哲学は知っている。彼がどんな考えを持っているかもね!」

プレストン・ノースエンドと親善試合 article

プレシーズンマッチとして、プレストン・ノースエンドと対戦する。

彼らにとってプレミアリーグでオールド・トラッフォードでプレーするのは大イベントになるでしょうね。
「どのチームにとっても、開幕から良いテンポを作ることは非常に大事だからね。シーズンが始まると、そのシーズンが成功するかしないかは、ほんの少しのことで決まる。38試合のうち、1試合1試合が同じように重要だ。もちろん、自慢できるような試合もあるが、毎試合、3点しか取ることができないのだからね。1回1回の試合を大切に取り組まなければならない」

エヴァートンもオールド・トラッフォードに迎えますが、プレミアリーグに復帰したラファ・ベニテスとの好戦を楽しみにしているのでは?
「エヴァートンは欧州カップ戦出場権を睨むチームのひとつだ。カルロ(アンチェロッティ)の元でかなり力をつけて、今度はラファを迎える。間違いなくリーグ上位を狙ってくることだろう」

エヴァートンの躍進について一番印象的な点は?
「カルロの落ち着きとリーダーシップ。選手たちにはフリーダムが与えられ、同時に自信も授けられる。そしてプレーに関しても、明確に目指しているものがある。彼は自分の選手たちを信頼している。それは、どの選手にとってもとても重要なことだ。ラファはそれを、才能にあふれた選手ごと引き継ぐことになる」

彼がプレミアリーグで経験豊富な指揮官であることは誰もが知っています
「非常にね。彼も復帰を楽しみにしていると思うよ。ここより良い職場はないのだから」

プレシーズンマッチをアウェーゲームから始めるのは理想的だと思いますか?「そう思う。プレシーズンについては、限られた状況の中でできる限りの計画を立てた。そして計画を立てる上では、より安全策を選ぶ必要があった。ダービーを皮切りに、我々には挑戦の機会がある。通常、プレシーズンの最初の試合では、より与し易い相手と戦うことにしている。すぐに入っていけるようにね」

エディやドニーには満員のオールド・トラッフォードを体験してほしいですね。
「ストレットフォード・エンドの前で得点して初めてマンチェスター・ユナイテッドを経験したことになる。もちろん、エディは何人かの前では得点しているし、2人ともあのエンドでは得点しているが、満員のスタジアムとなれば、2人にとっては違ったものになるだろう。ファンがいるマンチェスター・ユナイテッドといないマンチェスター・ユナイテッドは別物だ。サポーターと一体になれる瞬間こそが最高だからね」

代表チームに加わっていた選手も徐々に戻ってきています。オールド・トラッフォードでのプレシーズンマッチの頃には間に合わせたい考えですか?
「選手には、ダウンタイムや休息が必要だ。より多くの休養が必要な者もいればそうでない者もいるが、フレッジ、ハリー、ルーク、マーカスのように決勝に進出した選手は、1週間ほど犠牲にしなければならないだろう。すでに始動している選手には5週間の準備期間があったわけだが。新しいシーズンには、みんながフレッシュな気持ちで臨めると思う。昨シーズンは、知っての通り長く厳しいものだったが、今から再開が待ち遠しいよ」

昨シーズンにさらに上積みしていくことになる今シーズンへの抱負を
「そうだね。構築し、改善していく。いくつかの点で改善する必要があるのは明らかだ。我々はそれらの点をしっかり炙り出しているが、先ほども言ったように、サッカーには微妙な差がつきものだ。PK戦に勝てば、成功したシーズンになり、負けたら悲惨な結果になる。だからこそ選手たちは充電して、彼ら自身、何に立ち向かうのかを自覚していることだろう。我々はいま上昇中の、常に向上しているチームだ。コーチ陣はこれまで同様、厳しい要求をしてくるだろう。基準は常に上げていく必要があるからね。そしてそれは他のチームも同じことだ」

最後に、エリックとアマドはコートジボワールのオリンピック出場メンバーに選ばれましたが、彼らにはがんばってもらいたいですね!
「間違いなくね。誰もがオリンピックでウサイン・ボルトやライアン・ギグスが活躍するのを見て育った。私も彼がオリンピックでプレーしたのを見たよ!代表に召集されたとしたら、その少年時代の夢を邪魔することは私にはできない。エリックはオーバーエイジ枠だが、彼らは彼の価値を理解しているからこそ、メンバーに迎え入れたのだと思う。アマドは、若くてエキサイティングな有望株だ。彼らを見るのは楽しみだ。彼らにとってはこの大会がプレシーズン代わりになるんだから、メダルを獲得して戻ってこないとね!」

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