パトリス・エヴラが選ぶフランス人選手ベスト5!
フランスはグループリーグ最終戦でポルトガルと対戦する。この機会に、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、パトリス・エヴラが過去に選んだ、同胞のお気に入り選手5人を振り返ってみた。
まだ彼がオールド・トラッフォードに在籍していた頃、クラブのオフィシャル・マガジン、Inside United の企画で、エヴラにフランス人でお気に入りの選手を5人ピックアップしてもらった。
その結果、レッズのアイコン的選手の他に、現代表監督のディディエ・デシャンの名前もあった。
ジネディーヌ・ジダン
「自分には、フランス代表にとってのジズーは、パリにとってのエッフェル塔のようなものだ。彼はフットボールにすべてをもたらした。彼がプレーしているときの姿はまるでリビングルームでプレーしているかのような感じで、とくにその効率性はずば抜けていたよ。彼がドラッグバックをやる時は、サポーターから喝采を浴びたいからじゃなくて、敵をかわすためだ。それに彼は決勝戦に強い。2002年のチャンピオンズリーグ決勝のゴール、あのボレーシュートを覚えているだろう?10回見ても飽きない、惚れ惚れするようなボレーだった」
ティエリ・アンリ
「友達だからじゃなく、彼がフランスのサッカー界にもたらしてくれたものを評価して選んだ。彼はフランス代表の歴代トップスコアラーだ。すべては数字が物語っている。アーセナル時代に成し遂げたことや手に入れたトロフィーの数々。なんて選手なんだ!彼のサイドフットショットを見るたびに思ったよ。『キーパーたちは、バカなのか?(笑)彼はいつも、あの同じサイドフットのシュートを打つじゃないか!?』って。だけどいつも彼は決めてみせるんだ。キャリア全体を評価してアンリを2位に選ぶよ」
エリック・カントナ
「彼はマンチェスター・ユナイテッドのドアを開けた。マンチェスター・ユナイテッドでの彼の功績を評価して選んだ。彼は“ザ・キング”だしね」
ダビド・ジノラ
「選手としての彼の資質、PSGとニューカッスルでプレーしていたときの素晴らしさ。それに自分と共通点がある。それはフランスの人たちに嫌われてるってこと!」
ディディエ・デシャン
「彼は、勝者とはなんたるものかを象徴したような存在だ。彼は勝者のスピリッツを持っている。彼がピッチに上がるのは勝つためだ。自分にも多くのものを授けてくれた。彼には感謝でいっぱいだ。自分が20歳のとき、モナコでプロキャリアを始められたのは彼のおかげだからね。指揮官としても人としても、彼のことは一生尊敬しているよ」