パトリス

パトリスにとって最も厄介だった相手は?

木曜日 18 11月 2021 16:27

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、パトリス・エヴラが、彼の20年のキャリアにおいてもっとも“厄介だった”相手を明かした。そしてそれは、意外な人物だった。

パトリスは、ユナイテッドに所属した2006年から2014年の間に350試合、 フランスでも82試合に出場している。

モナコやユベントスでもプレー経験があり、チャンピオンズリーグ決勝戦を5回体験している。つまりは、 手強い相手と何度も対戦してきたということだ。

レッズでは左サイドバックを主に務めたパトリスは、リオネル・メッシ、アリエン・ロッベン、ガレス・ベイルといった右ウィンガーの猛者たちとマッチアップしてきた。しかし彼が、一番手を焼かされた相手に名を挙げたのは、彼ら以外の人物だった。

ファンとのQ&Aセッションでこの質問を受けたエヴラは、最初は哲学的な答えを返した。「自分が対戦した中でベストプレーヤーは、パトリス(エヴラ)だ。俺こそが自分にとっての最大の敵だよ。なぜなら、誰をも恐れない人物だからね」

「簡単に負かされそうに感じるような調子の悪い日もあったが、たいていの日は好調だったよ」

しかしその後パトリスは、プレミアリーグにデビューしてから20年近くプレーを続けているおなじみの人物に話題を移した。

「一番大変だった相手?一番大変ではないけど、一番厄介だったのはジェームス・ミルナーだね」。

「俺が他の選手の名前を挙げることを期待する人は多いと思うけど、ジェームズ・ミルナーなんだ。理由は、彼はいつでも俺以上にしつこく守るから」

「俺は攻撃型のディフェンダーだった。その俺に彼は、いたるところまでずっとつきまとった。本当にイライラさせられたよ」

「トイレに行くときだってついてくるんだ!だから、一番厄介だったのはジェームズ・ミルナーだ」

 
ジェームズ・ミルナーと競り合うパトリス・エヴラ

元イングランド代表のMFミルナーが最初にエヴラと対戦したのは、彼がニューカッスルにいた2006–07シーズンだ。

ユナイテッドはオールド・トラッフォードでマグパイスを破った。その試合以降、2人は21回顔を合わせている。唯一チェルシーのGKペトル・チェフが、パトリスのキャリアでより多くの試合で対戦した相手だ。

ミルナーはその後アストン・ヴィラに移籍した。彼がもっとも多くエヴラと対戦したのは、その後5年間所属したマンチェスター・シティー時代だ。

現在35歳のミルナーは、いまでもリヴァプールでバリバリの現役としてプレーしている。そこでは中盤の真ん中か、トレント・アレクサンダー・アーノルド、あるいはアンドリュー・ロバートソンの控えとしてサイドバックを務めている。

おすすめ: