フォーチュン「移籍市場で重視すべきはキャラクター」

オールド・トラッフォードで行われたレジェンド・オブ・ザ・ノースのリヴァプール戦に参加したこの南アフリカ人は、アヤックスから転任したエリック・テン・ハフが指揮をとる現在のチームに、適切なキャラクターを導入することが必須であると感じているようだ。

毎年のように、多くの選手がオールド・トラッフォードへの移籍を噂されているが、フォーチュンは、必ずしもビッグネームを獲得する必要はないと断言する。その代わりに、謙虚さとチームのために働くという強い意志が、クラブが再びトロフィーを手に入れるために必要不可欠な要素であると、彼は考えているのだ。

ユナイテッドが市場で見極めるべきはどういった選手かと尋ねられたフォーチュンは、「それについては考えたことがあるし、いい質問だ」と答えた。「ビッグネームである必要はない。マンチェスター・ユナイテッドの文化にフィットするような選手でなければならない。達成すべきことはそれなのだ。そしてそれはとても重要なことでもある。一人一人が指導しやすい選手ではなかったとしても、謙虚な姿勢があることがユナイテッドをこれほどまでの成功に導いてきたのだ」。

「私がプレーした頃のチームには、さまざまな個々のキャラクターが集まっていた。しかしいざチームとなると、そこには謙虚さや勤勉さがあり、そのおかげでチャンピオンズリーグやチャンピオンシップで優勝することができたのだ。だから私にとっては、それこそが求めるべき適切なキャラクターだ」。

「数人の選手は契約満了となり、新しい選手を迎え入れる機会がある。チームを観察し、彼がこのチームやクラブに植え付けたいプレースタイルややり方を実践するのに、1ヶ月半という期間があるのは良いことだ。トレーニング場で、選手たちと一緒に取り組み、シーズン開幕に備えるための十分な時間があるだろう」。

「もちろん、彼がどんな選手を連れてくるかは楽しみだ。それが醍醐味でもあるからね」。

既存のメンバーにとっても、新たなスタートを切るチャンスだ。それはプレシーズンの遠征から始まる。テン・ハフは、2022-23シーズンにトップチーム入りを目指す若手選手たちもじっくりと観察することだろう。

「どの選手にとっても、印象づけるのにいい時期だ」とフォーチュンは説明する。「誰にとっても新たなスタートになる。ハンニバルは昨シーズンも見ているが、とてもエキサイティングな選手だ。プレシーズンにチャンスを得ることを期待したいね。アンソニー・エランガもチャンスを掴んだ。彼は本当に素晴らしい選手だ。彼らがレディングに勝ったU-18の試合を生で観戦したが、彼らを見ているとうれしい気持ちになったよ。素晴らしい選手たちが揃っていて、これからが本当に楽しみだ」。

「ハッピーな環境を作り、選手同士の関係性も良くなれば、みんなが活躍できると思う」。

「みんなが笑顔でトレーニングに臨み、良いエネルギーを発すれば、ピッチ上でたくさんのポジティブなことが見られるようになる。選手だけでなく、ファンも含めてね」。