ユナイテッド

ヴァランヌが経験したファンとの一体感

月曜日 16 1月 2023 10:12

ラファエル・ヴァランヌは、レアル・マドリーでの10年間で4度のチャンピオンズリーグ優勝、そしてワールドカップ決勝での苦悩と恍惚の瞬間など、すべてを経験してきた。

そして彼は、マンチェスター・ユナイテッドサポーターとも特別な絆を築いている。その関係性は、逆転勝利を収めたシティーとのダービーで明らかになった。

マーカス・ラッシュフォードの逆転ゴールが決まった後、ヴァランヌは観客に最後の後押しをするよう訴えた。後半の追加タイムに予想される猛攻に備え、腕を回転させながら騒音レベルを維持するようファンに求めた。

この時点では終盤にピンチを迎えると思われていたが、ユナイテッドは終盤も落ち着いて試合を運べた。

ファンを煽るラファ 動画

ファンを煽るラファ

土曜のダービー勝利後、オールド・トラッフォードのファンに大声をあげるよう求めたラファエル。

ダビド・デ・へアがシュートをセーブする場面はなく、シティーが放ったシュートはジャック・グリーリッシュの先制弾のみで、ユナイテッドは断固として守り抜いた。ヴァランヌも、クロスをヘディングで跳ね返し、最終ラインを統率した。

2-1のまま試合終了を迎えた瞬間、ヴァランヌはサー・アレックス・ファーガソンスタンドの前で熱狂的に勝利を祝い、興奮したサポーターから称賛された。

ユナイテッドでの応援歌にあるように、彼はすべてを経験し、多くを勝ち取ったが、同じく元レアル・マドリーのスター選手だったカゼミーロのように、今はチームの目標のために力を尽くしている。勇敢な選手たちを見れば、クラブをあるべき場所に戻すことがどんな意味を持つかを感じ取れるだろう。

「オールド・トラッフォードでプレーすることは特別なこと」と、ヴァランヌは記者団に語った。「素晴らしい雰囲気のスタジアムだ。素晴らしい。最後にファンとのつながりを感じたよ。僕たちは本当に勝ちたいし、ホームで、大きなライバルに勝ちたい。この結果を得られて、僕たちはもっと強くなれる。美しい光景だった」

「この前の試合(エティハド・スタジアムでのシティー戦)よりずっと良くなっている。ミスター(エリック・テン・ハフ監督)が何を望んでいるのか、どうしたいのか、今はよく分かっている。このチームの進化を目の当たりにしたんだ。ハイレベルで完全な試合だった。とても満足している」

とはいえ、ヴァランヌも十分に理解しているように、今は気を緩めている場合ではない。チームは、水曜の夜に予定されているクリスタル・パレス戦から始まる試練のロンドン2連戦に向けて準備を進める。日曜日には、プレミアリーグで首位に立つアーセナルと対戦する予定だ。

アドレナリン全開のハイテンションになったが、監督もそうだったように、誰も浮かれることはない。ヴァランヌは、セルハースト・パークで勝利するには、プレミアリーグの全試合と同様の要素が必要と理解している。

「なんだってできる」と彼は言う。「一戦一戦、積み重ねていくしかない。長い道のりだし、とても難しい」

「毎試合の激しさ、フィジカルも厳しい。チャンピオンズ(リーグ)の大一番と同じような強度が毎試合ある。リズムも速い。選手のコンディションも整っている。どれだけ難しいかは分かっている。でも、僕たちは安定しているし、強い。ボールを持って質の高いプレーができる選手の力を生かさないといけない」

おすすめ: