ルカク「バルサ戦ではスマートにプレーしないといけない」
ロメル・ルカクは、バルセロナと対戦するチャンピオンズリーグ準々決勝 第1戦でマンチェスター・ユナイテッドに求められるのはスマートなプレーと語った。
ユナイテッドは、水曜の夜にオールド・トラッフォードでバルサと対戦する。ルカクにとっては、彼らとの初対戦ということになる。
25歳のルカクは、欧州ベストチームとの対戦を前に、第1、2戦で集中力を乱すわけにはいかないと言う。
「バルセロナとの試合では、試合開始から、第2戦が終わるまで集中しないといけない」と、ルカクはUEFAに語った。
「可能な限りミスを最少にして、良いプレーをしないといけない。バルセロナも相手にスペースを与える瞬間があるからね。試合展開、コーチのゲームプラン、相手のプレー次第の試合になる」
「彼らは自分たちのシステムを持っていて、相手に合わせない。前に出ていける瞬間、出ていけない瞬間も、スマートに対応しないといけない」
ルカクは、パリ・サンジェルマンとのラウンド16 第2戦での逆転勝利に貢献した。
彼の2ゴール、そしてマーカス・ラッシュフォードが後半の追加タイムに得たPKを決め、ユナイテッドはパルク・デ・プランスでの一戦に3-1で勝利し、大逆転勝利を収めた。
ルカクは、先月フランスで収めた勝利が、チームの力になることを理解している。
「もちろん、チームの自信になる」
「(パリの)スタジアムは素晴らしかった。ビジターのチームにとって熱狂的な雰囲気だった。でも、僕たちは準備を整えていたんだ。必ずチャンスを作れると思っていた。実際にチャンスを作れて、点を決められた」
「守備にも力を入れないといけなかった。これがフットボールさ。フットボールは、攻撃だけではない。守備も大事。それをビッグネーム、優れた選手ばかりいるチームを相手にやってのけたんだ」
「僕たちはマンチェスター・ユナイテッド。あの夜に違いを生み出せたのは、自分たちだった」
ロムにとっては、キャリア初のチャンピオンズリーグ・ベスト8になる。ユナイテッドに加入する以前は予選にこそ出場したが、本戦はクラブに来てから。これまでにチャンピオンズリーグで15試合に出場し、7ゴールを決めている。
彼にとってチャンピオンズリーグデビュー戦となったのは、2017年9月のバーゼル戦だった。その試合で、ゴールを決めた。
「自分にとって、そういうタイミングだったんだ。『やっとだ!』って、自分に言い聞かせたさ。それまでキャリア150ゴールを決めていたけれど、チャンピオンズリーグでの得点はなかった。『やっとチャンピオンズリーグでゴールを決められたぞ!』って、自分自身に言ったんだ」
「この大会は、多くの選手が出場を願うもの。デビュー戦でゴールを決められたのだから、忘れられるわけがない」
「母も観に来ていてんだ。だから、余計に特別な試合になったね。チャンピオンズリーグのアンセムを聞いた時、どう反応していいのかわからなかった。シリアスな表情になった方がいいかもわからなかった。『やっとだ!やっとチャンピオンズリーグに出られた!』と一人で言っていて、思わず笑ってしまったよ」
「嬉しかった。出られて嬉しかったけれど、試合に勝つことは、また別物だから」