トーキングポイント

トーキングポイント:PSG 1-2 ユナイテッド

火曜日 20 10月 2020 23:24

マンチェスター・ユナイテッドは、パリ・サンジェルマンを、またしても終了間際の得点で破り、2020-21シーズンのチャンピオンズリーグを最高な形でスタートさせた。

パルク・デ・プランスでの歴史的勝利から19か月。ブルーノ・フェルナンデスの前半戦のゴールに続き、マーカス・ラッシュフォードがまたしても試合終了間際に決勝点をあげてユナイテッドが勝利をものにした。

この2得点の間にはアントニー・マルシャルが不運なオウンゴールを献上したが、試合終盤にかけてユナイテッドはゲームの主導権を握り、フランスの首都で順当に勝ち点3を手に入れた。

以下は、この試合の主なトーキングポイントだ。

オーレの思い切った采配

この試合でキープレーヤー数人が出場できないという事態を受け、オーレは先週末のニューカッスル戦からメンバーを変更。新加入のアレックス・テレスはウィングバックでデビューのチャンスを得た。左サイドの豪快な攻め上がりでPSG勢を存分に苦しめたブラジル人DFはコーナーキックも担当。67分に交代するまで、存在感を発揮した。アクセル・トゥアンゼベも、2019年12月以来初めてファーストチームの試合に先発。PSGのアタッキングトリオと対峙するタフな任務を与えられたが、これまでのユナイテッドでのベストマッチと言えるほどの好プレーを披露した。

ブルーノの活躍

試合前日の会見で、この試合でキャプテンを任されることを知ったブルーノだったが、24時間後、その任務に恥じないパフォーマンスをしてみせた。中盤とアタッカーの中継役を巧みに務め、何度となくマーカス・ラッシュフォードやアントニー・マルシャルにチャンスをお膳立てした。


ドラマチックなペナルティー

ブルーノが蹴ったペナルティーキックがPSGのGKケイロル・ナバスに止められた瞬間は、忘れてしまいたくなるシーンだったが、その直後、VAR判定により、PKが蹴られた瞬間、ナバスがラインから出ていたことが判明。審判がPKのやり直しを指示すると、ブルーノは勇敢にも再度ボールに歩み寄り、今度はそつなくボールをネットに突き刺した。

ネイマールを黙らせる

ユナイテッドのディフェンス陣は、世界最高額プレーヤーを90分間封じ込めた。ユナイテッドのバックラインにとって脅威だったのは彼一人ではなく、キリアン・ムバッペやアンヘル・ディマリアも山のように危険なプレーを浴びせてきたが、レッズの守備陣は集中を切らすことなく、最終ラインを守りきった。

会心のプレーを見せたダビド・デ・ヘア

ダイナマイト・デイブ

鉄壁のディフェンスが破られたときには、ダビド・デ・ヘアがユナイテッドの守護神たる所以を見せつけた。前半戦はディマリアのゴールをセーブ。レイヴァン・クルザワの至近距離からのシュートも見事な反射神経で防ぎきった。後半戦に入って、PSGはさらにプレッシャーをかけてきたが、デ・ヘアはムバッペのシュートもはじき出した。おそらくこれがこの夜のベストセーブだろう。スペイン人GKは、このPSG戦であらためて卓越したクオリティーを見せつけた。

なつかしの二人との再会

この試合は、2019年にユナイテッドを退団したアンデル・エレーラとの初めての対戦となった。エレーラはユナイテッドで189試合に出場し、ファンから絶大な人気を勝ち得ていた。2014-15シーズンにユナイテッドに所属していたディマリアは、一昨シーズンのラウンド16の両試合でも対戦し、この夜も再戦となった。

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