その中で、10月の月間MVPの候補に選出されたのは、ハリー・マグワイア、スコット・マクトミネイ、アンドレ・オナナの3人だ。

UEFAチャンピオンズリーグのガラタサライ戦で2ゴールと活躍したラスムス・ホイルンドの名前も挙がったが、最終的に上記の3人に絞られた。下記はその選考理由だ。

勝者は金曜日に発表される。

ハリー・マグワイア：4試合出場｜1ゴール｜マン・オブ・ザ・マッチ1回

劇的な勝利を収めたブレントフォード戦で先発に復帰したDFは、それ以来、後戻りしていない。2-1で勝利したこの試合では、マクトミネイの勝ち越し点をお膳立てするなど、決定的な働きをした。

古巣のシェフィールド・ユナイテッド戦では、4バックの中心として守備ラインを統制。ブラモール・レーンで2-1の勝利に貢献し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。そしてチャンピオンズリーグのFCコペンハーゲン戦では、クリスティアン・エリクセンのピンポイントのクロスをヘディングで押し込み、昨年2月のリーズ・ユナイテッド戦以来のゴールをマーク。ユナイテッドに貴重な勝ち点3をもたらした。

マンチェスター・シティーに敗れたダービーマッチでも、マグワイアはこの日のレッズの中で傑出したパフォーマンスを見せた一人だった。

スコット・マクトミネイ：3試合出場｜3得点｜マン・オブ・ザ・マッチ1回

ブレントフォード戦での彼の2ゴールにより、レッズは奇跡的な逆転勝利をとげた。直後の代表戦でも、スペイン戦で直接フリーキックから見事なシュートを決めたが、これは残念ながらVAR判定によって無効に。しかしその悔しさを晴らすかのように、代表ウィーク明けのシェフィールド・ユナイテッド戦では、またもやボックス内で巧みなコントロールと落ち着きを見せ、先制点を挙げた。

直近の2試合では、相手キーパーの素晴らしいセーブに得点チャンスを阻まれた。コペンハーゲン戦では、GKカミル・グラバラの指先がマクトミネイが打ったボールに当たっていたため、コーナーキックが与えられるべきだった。シティー戦でも果敢にゴールに迫り、その中の1本は、相手GKエデルソンにダイビングセーブを強いるものだった。

アンドレ・オナナ：5試合出場｜1クリーンシート｜マン・オブ・ザ・マッチ1回

カメルーン代表GKは、今夏、インテルナツィオナーレからオールド・トラッフォードに引き抜かれた理由を証明するかのような力強いパフォーマンスを披露した。ブレントフォード戦での失点には失望したかもしれないが、それ以外では好セーブを連発し、結果的に驚異的な逆転劇の原動力となった。

シェフィールド・ユナイテッド戦でも、前半戦にオリヴァー・マクバーニーのシュートを阻むなど、重要なセーブを何度も披露。マクバーニーにはPKを決められたが、チャンピオンズリーグ・グループAのコペンハーゲン戦では、ジョーダン・ラーションの試合終了間際のペナルティキックを見事なダイビングで食い止め、ヒーローとなった。

前戦のマンチェスターダービーでも、アーリング・ハーランドのヘディングシュートを弾き返すなど奮闘が目立った。