ユナイテッド

上海でスパーズに勝利

アンヘル・ゴメスのシニア初ゴールにより、マンチェスター・ユナイテッドは2-1でトッテナム・ホットスパーに勝利した。ユナイテッドは、プレシーズン4連勝としている。

シンガポールでインテルに勝利したユナイテッドは、アカデミー出身がベンチ出場から勝負どころで違いを生み出し、ツアー2019で最も厳しいテストマッチに勝った。

アントニー・マルシャルのゴールにより前半に先制するも、後半に同点に追いつかれた。それでもゴメスのプレーにより勝利を収めている。

唯一のネガティブ要素は、エリック・バイリーの負傷だ。後半あたまから全員を変えたユナイテッドだったが、後半開始から15分も経たずにバイリーは担架で運ばれる事態に。それでもユナイテッドは、決して親善試合とは言えなかったプレミアリーグのライバルとの一戦で、勇気を持って戦い、活力に溢れるパフォーマンスを披露した。

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80分に決勝点を決めたゴメス

選手たちがピッチに立つ前からm上海虹口足球場の雰囲気は熱狂的だった。試合開始1時間前には、ユナイテッドエンドに「2OLEGEND」バナーが掲げられ、スタジアムの外にはファストフードの屋台が並び、ファンはチームバスの到着を「Glory, Glory Man United」の合唱で歓迎した。

オーレ・グンナー・スールシャール監督は、インテル戦から数選手を変更して今回の試合に臨んだ。

前回から先発に起用されたのは、ダビド・デ・ヘア、アーロン・ワン・ビサカ、ポール・ポグバ、ダニエル・ジェームズ、アントニー・マルシャルのみだった。
インテル戦を欠場したクリス・スモーリングとマルコス・ロホはセンターバックでデュオを組み、アシュリー・ヤングは左サイドバック、アンドレアス・ペレイラとスコット・マクトミネイは、ポグバとともにアカデミー出身で中盤を形成。攻撃陣には同じくアカデミー出身のメイソン・グリーンウッドが起用された。マッテオ・ダルミアン、リー・グラント、フィル・ジョーンズ、ロメル・ルカクはメンバー外だった。

一方のスパーズは、クラブ最高の移籍金で獲得したタンギ・エンドンベレが非公式戦ながらもデビューを飾った。

序盤からポゼッションをコントロールしたトッテナムに対し、ユナイテッドは4分にジェームズが中盤でボールを奪うと、マルシャルにスルーパス。これにマルシャルが左足でシュートを放ったが、ファーポストにヒット。この瞬間、スタジアムの大半のファンが残念がった。

その数分後、スパーズが同様の形で攻撃に転じ、ポグバがボールを奪われた後でデレ・アリがゴール前に侵入。シュートまで放つも、デ・ヘアが対応する。これにフラストレーションを溜めたのか、アリはマクトミネイにファウルし、イエローカードを出された。

均衡が破られるのは間違いない展開となった中、試合が動いたのは21分。右サイドからのギブ・アンド・ゴーで抜け出したアンドレアスが、マルシャルに技ありのスルーパスを通すと、ニアポストから放ったマルシャルのシュートはGKガッサニーガが守るゴールラインを越した。

先制後にはファウルが続いて不穏な空気になり、ジェームズがムサ・シソコに倒されたのをきっかけに両チームの間で言い合いに発展。ハリー・ケインとマクトミネイが中心になって落ち着かせた。気温32度という状況で、30分を過ぎたあたりで給水タイムを設け、水分補給。

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マルシャルのゴールで先制

前半を良い形で終えられたのは、ユナイテッドの方だった。ジェームズがボールを取り返すと、トレードマークの快速を飛ばして右サイドを駆け上がり、ポグバが強烈なロングシュートで終わったが、枠を外した。

スールシャール監督は、後半あたまから全員を変え、スパーズもルーカス・モウラとソン・フンミンをピッチに送り込んだ。この2人のペースにユナイテッドの守備がかき乱され、裏を取られた。フンミンにはシュートを許すなど、展開を変えられそうになった。

また、ユナイテッドにとって厄介なアクシデントも発生。バイリーが倒れて動けず、アクセル・トゥアンゼベが交代出場。バイリーは担架でピッチ外に運ばれた。

フンミンのシュートがディフレクトする形で同点に追いつかれたユナイテッドは、ゴメスがペナルティエリア内に侵入。そしてディオゴ・ダロトのクロスにも反応したが、トッテナムに頭でクリアーされる。

ユナイテッド
ボールを前に運ぶディオゴ・ダロト

このまま同点で終わってPK戦に突入かと思われた中、この日ベストのプレーが。ゴメスが左サイドからフアン・マタとのワンツーで抜け出し、非常にタイトな角度からのシュートを突き刺し、ユナイテッドが勝ち越しに成功する。

このゴールが決勝点となって、ユナイテッドがツアー4連勝をマークした。

ゴメスのゴールから数分後には、マーカス・ラッシュフォードがパスに追いつき3点目を決めたかに見えたが、オフサイド。それでも、このツアー中にラッシュフォードが見せたフィニッシングを見ると、今後が楽しみでしかない。

トッテナムも試合終盤に猛攻を仕掛けて同点を狙ったが、決定的なシーンは見られなかった。オリヴァー・スキップのクロスにモウラがヘディングを狙ったシーンだったが、枠を超え、ゴールネットを揺らすことはなかった。

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プレシーズン4連勝

その数秒後に主審が試合終了のホイッスルを吹き、ユナイテッドファンが勝利を喜んだ。今回の試合でも試合を通じて声援を送ったサポーターの力により勝利。中国最大の都市での4日間を締めくくった。

スールシャール監督とチームにとっては、ハードワークがスタートしたばかり。期待通りのプレシーズンを送り、自信とともにマンチェスターに帰国する。

ラインナップ

ユナイテッド:デ・ヘア(45分にロメロと交代)、ワン・ビサカ(45分にダロトと交代)、スモーリング(45分にバイリーと交代。バイリーは57分にトゥアンゼベと交代)、ロホ(45分にリンデロフと交代)、ヤング(c/45分にショーと交代)、マクトミネイ(45分にマティッチと交代)、アンドレアス(45分にリンガードと交代)、ポグバ(45分にフレッジと交代)、グリーンウッド(45分にマタと交代)、ジェームズ(45分にゴメスと交代)、マルシャル(45分にラッシュフォードと交代)

出場機会のなかったサブ:Jペレイラ、ガーナー、チョン

イエローカード:アンドレアス

トッテナム:ガッサニーガ、ウォーカー・ピータース(45分にフォイスと交代)、タンガンガ(70分にマーシャと交代)、フェルトンゲン(45分にアルデルヴァイレルトと交代)、ジョージウー(62分にホワイトと交代)、ウィンクス(45分にスキップと交代)、シソコ(62分にエリクセンと交代)、エンドンベレ(45分にルーカスと交代)、デレ(62分にローレスと交代)、パロット(45分にラメラと交代)、ケイン(c/45分にソンと交代)

出場機会のなかったサブ:ホワイトマン、デ・バイ、ライオンズ・フォスター

イエローカード:デレ、タンガンガ