「今考えるべきは次の試合のことだけ」

カンプ・ノウから戻ってわずか数日後、レッズはオールド・トラッフォードにフォクシーズを迎えることになるが、テン・ハフは選手たちがこの場に向けて「準備万端」で臨むと話した。

指揮官は、選手たちが回復する必要性について語るとともに、チームは4つのコンペティションで戦うという挑戦を楽しんでいることを強調している。

また、報道陣からは、タイトル争いの可能性やクラブの将来などについても質問を受けた。以下は、記者会見での質疑応答だ。

エリック、瀬手たちには激しい試合となりましたが、日曜日には次のレスター戦が待っています。このような短い期間で選手たちは、ふたたび活力を取り戻し、集中力を高めることができるのでしょうか？

「もちろんだ。物事が正しく行われていれば、しっかり準備ができる。それにもう数週間この状態でやってきているからね。選手たちは睡眠も回復も食事管理もとてもよくやっているし、日曜日には準備万端だろう。それは間違いない」。

プレミアリーグで3位につけ、チャンピオンズリーグへの復帰も視野に入ってきています。彼らのパフォーマンスは、このチームがチャンピオンズリーグで戦えることを示しているでしょうか？

「我々は正しい方向に向かってはいるが、そのためには戦わなければならない。方法は2つある。ひとつはヨーロッパリーグで優勝すること、もうひとつはプレミアリーグで優勝することだ。そのために何をすべきかは我々は分かっているし、試合ごとにそれが発揮されなければならない。チャンピオンズリーグに復帰するためには、戦わなければならないのだ」。

ビッグトロフィーを獲得し、コンペティションを最後まで戦い抜くためには、このような過密日程といった状況にも対処しなければならないことを、選手たちは謳歌すべきなのでしょうか？

「そうだね。ただうちのチームの選手たちは、みんなそれが好きなんだ。ビッグクラブとの対戦に燃えるし、チームとしても、個人としても、そういう試合を経験することで成長できることを知っている。今日は自分たちよりも優れた選手、優れたチームと戦ったことで学びになった。我々は正しい方向に進んでいる。なのでこのプロセスを続けていかなければならない。何が良くて何が悪かったのか、もう一度分析して、日曜日には、次の試合、次の大一番に向かう」。

アーセナルもマンチェスター・シティーも勝ち点を落としている状況で、タイトルは2つ以上のクラブが絡む争いになるのでしょうか？

「今の時点ではそのことは考えていない。我々がすべきことは、4月に良いポジションにいることだ。そのためにいまやるべきことは次の試合について考えること、そして、いかに前の試合よりも成長できるかということだ。試合ごとに自分たちを見直して、きちんと正しいエネルギーが注げているか、集中できているかを確認することが大切だ」。

それは、4月にチャンスを得るためには、トップと4、5ポイント以内にいたい、という意味ですか？

「それは日曜の試合に勝たなければいけないということだ。レスター戦から勝ち点3を手に入れること。それは多くのエネルギーを必要とし、高い水準を要求される」。

集中すべき試合や大会がたくさんある状況の背景では、投資家やクラブ買収のニュースもあります。あなたや選手たちはそうしたニュースをフォローしていますか？どのように選手たちにサッカーに集中させているのでしょうか？

「我々もニュースはフォローしている。このクラブに関することであり、自分たちにも関係があることだからね。しかし我々はサッカーに、トレーニングに、自分たちのプレーに、試合に集中している。それに今、我々はこの状況を本当に楽しんでいる、一体感があり、楽しくやれている。4つの大会に参戦しているからね。試合に集中しているよ。そうしたことに関しては、クラブの他の人たちが決断を下すことであり、我々によるものではないのだ」。

リチャード・アーノルドやグレイザー一族と、買収の可能性について話したことがありますか？

「いや、それはない。どのように事態が進行しているかの報告は受けている。しかし私はサッカーに集中し、彼らはクラブの他の部分や部門に集中している。たとえば、資金面についてなどだ」。