ブルーノのゴールは最長?
リヴァプール戦でブルーノ・フェルナンデスが叩き込んだ豪快なゴールは圧巻だったが、オールド・トラッフォードで開催されたプレミアリーグゲームの中で、その飛距離は何番目だったのだろうか?
この問いに答えるのは簡単ではないが、統計で有名なOptaの協力を得て解析してみよう。
1996年のウィンブルドン戦でデイヴィッド・ベッカムが決めたロングゴールや、2014年のウェストハム・ユナイテッド戦でウェイン・ルーニーが蹴り込んだゴールと比べれば、ゴールまでの距離は短い。
しかし、ベッカムとルーニーのゴールはロンドンのセルハースト・パークとアップトン・パークでのものだった。
Optaは2006-07シーズンからトップリーグでのゴールの距離データを集計している。
従って、ブルーノがリヴァプール戦で決めた同点ゴールは、06-07シーズン以降ホームで記録されたゴールの中で最長ゴールと断言できる。実際、この18年間で、ルーニーがハマーズ戦で決めたロングシュートだけが、ブルーノの距離を上回っている。
フェルナンデスの44.6ヤードに対し、ワッザが8分に放ったシュートは約50ヤード(49.6ヤード)からのものだった。
Optaデータでわかった次に遠い距離から決まったゴールは、2014年12月のストーク・シティー戦でフアン・マタが右サイドからのフリーキックを振り抜き、中央の全員をかわして勝ち越しゴールを決めたシーンだ。
最初はマルコス・ロホの得点と思われたが、ボールは同選手に触れずにネットを揺らした。
マタの得点シーンは、2020年のマンチェスター・シティー戦でスコット・マクトミネイがマークした決勝点を上回る、ゴールまで40ヤード近い距離からのものだった。
マクトミネイは、マンチェスター・シティーに2-0で勝利した試合終了間際、ブルーズのキーパー、エデルソンのミスを見逃さず、無人のゴールネットを揺らした。
ブルーノのゴールを見てスコットのロングシュートを思い出したファンもいるかもしれない。ただ、新型コロナウイルス関連の規制が緩和され、限られたサポーターの来場が認められた初戦となったフルアム戦でエディンソン・カバーニが披露した美しい得点シーンを思い出した人たちもいただろう。
しかし、カバーニの得点はゴールまで36メートルで、2012年にセント・ジェームズパークで行われたニューカッスル・ユナイテッド戦でトム・クレヴァリーが決めたゴールにより、2006-07シーズン以降のトップ5入りを逃している。
日曜日のリヴァプール戦で現在のキャプテンが決めたゴールよりも遠い位置からのホームゲームゴールはあるだろうか? もし記憶にあるのなら、クラブ公式ソーシャルメディアチャンネルで教えてもらいたい。
ユナイテッド最長ゴール
1. ウェイン・ルーニー対ウェストハム(A)、2014年03月22日、49.6ヤード
2. ブルーノ・フェルナンデス対リヴァプール(H)、2024年4月7日、44.6ヤード
3. フアン・マタ対ストーク・シティ(H)、2014年12月2日、39.9ヤード
4. スコット・マクトミネイ対マン・シティー(H)、2020年3月8日、37.8ヤード
5. トム・クレヴァリー対ニューカッスル(A)、2012年10月7日、36.3ヤード
Optaは2006-07シーズンから記録を開始。プレミアリーグでの試合飲み対象。