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ルーニー

バイオグラフィー

ウェイン・ルーニーは、マンチェスター・ユナイテッド歴代最多得点記録保持者であり、クラブ史上唯一通算250ゴールに到達した選手である。ルーニーは、2017年1月にサー・ボビー・チャールトンが保持していたクラブ歴代最多得点記録を更新した。

ルーニーはユナイテッド史上4人目となる200ゴールを達成。ボビー・チャールトン、デニス・ロー、ジャック・ロウリーと肩を並べた。尚、2013年4月には史上4番目の若さで25人目となる通算400試合出場も達成している。 このようなユナイテッドでの功績が認められ、2014-15シーズン開幕前日に新チームの主将 に任命された。 ルーニーがキャプテンとして初めて掲げたトロフィーは、2016年5月にウェンブリー・スタジアムで行なわれたクリスタル・パレスとの延長戦を制し、劇的な勝利を収めたFAカップ決勝でのことだった。同カップこそ、ルーニーがユナイテッドで唯一獲得していないイングランド国内タイトルだった。 その言葉通り、チームの転換期とも言える2014-15シーズンを通じて、ルーニーは若手を引っ張り続けた。監督から最も信頼を寄せられたキャプテンは、本来のポジションであるFWのほか、トップ下、時には中盤でも起用されるなど、その高い万能性を生かした。ポジションが頻繁に変 わることも多かったが、それでもクラブ内で最高の13ゴールを記録し、注目を集めた。 誰の記憶にもしっかりと焼きついていることだろうが、2004年9月にユナイテッドに加入したルーニーは、デビュー戦となったフェネルバフチェ戦でハットトリックを決め、一気にスターダムを駆け上がった。 ルーニーは、世界一高値が付いたティーンエイジャーとして、その数週間前にエヴァートンからユナイテッドへ加入したばかりだった。しかし、カーリントンのスタッフはエヴァートンでのプレーではなく、もっと若い頃から彼に目をつけていたのだ。 以前アカデミーの監督を務めたポール・マクギネスは、当時を思い出してこう語っている。「ユナイテッドのU-9チームがエヴァートンのU-9チームと対戦した時、エヴァートンに全く歯が立たなかったことがあったんだ。ルーニーはその試合で何度かゴールを決めていた(6ゴール)。その中には、素晴らしいゴールもあった。あれこそ、典型的なオーバーヘッドキックだった。完璧なバイシクルだったよ。それを8、9歳の少年がやったんだ。本当に特別な選手だった」 だからこそ、デビュー戦でのハットトリックも大きな驚きではなく、その後の活躍を予感させたに過ぎなかった。ユナイテッドでの1年目は、43試合に出場して17ゴー ルを挙げ、イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)の最優秀若手選手に選ばれた。 2年目となった2005-06シーズンには、世界有数のエキサイティングな若手選手へと成長を遂げた。シーズン初戦で先制ゴールを決めたのを皮切りに、合計48試合の出場で19ゴールを記録。ファン選出によるサー・マット・バスビー年間最優秀選手に輝き、2年連続でPFAの最優秀若手選手賞を受賞した。 ルーニーは年を追うごとにゴール数をアップさせており、2006-07シーズンには、ワールドカップで敗退した苦い記憶を払拭し、23ゴールをマーク。このシーズン、ユナイテッドはカーリ ングカップでトロフィーを掲げており、ルーニーにとっては加入から3シーズン目にして初めてイングランドでのタイトルを獲得した。 2007-08シーズンの新聞紙面を独占したのはクリスチアーノ・ロナウドだったが、ルーニーも18ゴールを挙げた。プレミアリーグでは1試合で2ゴールを挙げた試合が3試合あり、チャンピオンズリーグでも4ゴールをマーク。このシーズン、19ゴールを挙げたカルロス・テベスとルーニーの見事なコンビネーションが、ユナイテッドのプレミアリーグとチャンピオンズリーグの2冠達成のカギであったことは言うまでもない。 しかし、オールド・トラッフォードのファンを惹きつけているのはゴールだけではない。疲れを知らず全力で走り続け、常に100パーセントの力で試合を戦う、その負けず嫌いの性格が魅力となっているのだ。時には感情を抑えきれないこともあるが、激しい感情の起伏や情熱的なタックルは、勝利に対する強いこだわりの表れなのだ。その適応能力にも一目置かれており、セカンドトップでプレーする場合でも、素晴らしいパフォーマンスを見せ、サイドでもチャンスを作る。 つまりルーニーにとってゴールは日常的なもので、2008年9月にディミタール・ベルバトフが加入してもそれは変わらず。2人でゴールを奪い続け、前線で強いパート ナーシップを築き上げた。2009年1月にはリーグ戦5試合連続ゴールをマーク。その1ヶ月前の2008年12月には、日本で行われたクラブワールドカップ準決勝と決勝でゴールを決め、ユナイテッドの優勝にも貢献。 2008-09シーズンはユナイテッドでの3度目のリーグ優勝を勝ち取ったが、ローマで行われたチャンピオンズリーグ決勝ではバルセローナに敗れ、欧州連覇を逃した。 2009-10シーズンは、チェルシーとのコミュニティーシールドとバーミンガムとのリーグ開幕戦で1点ずつをマークし、好調なスタートを切った。さらに8月のウィガン戦では、ユナイテッド通算100、101ゴールを挙げ、5-0の大勝に貢献した。 シーズンを通じて最前線でプレーすることが多く、最終的にはクラブ通算ゴールを131まで伸ばした。個人成績の面では、PFAとイングランド・サッカーライターズ協会(FWA)の年間最優秀選手に選ばれるなど、キャリア最高の1年を送ったと言えるだろう。 2010年10月、去就を巡って一連の騒動はあったものの、ユナイテッドと新たに5年契約を交わしており、今後ユナイテッドでの更なる進化が期待された。 2010-11シーズンは、後半まで本来の姿を取り戻すことは出来なかったが、リーグ新記録と なった19度目の優勝に、ルーニーの力が欠かせなかったことは言うまでもない。常に、チームが必要とする瞬間、ルーニーはチームの救世主として活躍した。 シーズン終盤のウェストハム戦(アウェー)では、0-2とリードを許した場面からハットトリックを達成し、4-2で逆転勝利。また、オールド・トラッフォードでのチェルシー戦、そして、引き分け以上で優勝が確定するブラックバーン戦では、後半に同点となるPKを叩き込み、優勝に貢献した。 その活躍はチャンピオンズリーグでも変わらず、準々決勝のチェルシー戦、準決勝のシャルケ戦、そして決勝のバルセロナ戦でもゴールを記録。 たとえシーズン序盤戦では調子が今一つであっても、最終的には必ず結果を出す。それがウェイン・ルーニーの真骨頂だ。 ユナイテッドの10番は2011-12シーズンでもその影響力を発揮し、ローン移籍からチームに復帰したダニー・ウェルベックとコンビを組んだ。シーズン開幕から好調を維持し、2009-10シーズンと同様に試合の鍵を握る時間帯にゴールを決め、高く評価された。 シーズンを通して34ゴールを決め、ユナイテッドでの通算ゴール数でもジョージ・ベストを抜き、通算181ゴールにまで到達。今後はジャック・ローリー、デニス・ロー、そしてボビー・チャ ールトンが目標となる。 チャールトンの記録は、これまで難攻不落と呼ばれていたが、ルーニーはまだ26歳の若さで、フットボール選手としてのピークを迎えていない。この大胆不敵な若者が、史上屈指の選手として称えられるチャールトンの記録を更新する可能性は極めて高い。 2012年夏に香川真司が加入したことにより、2012-13シーズンでは中盤の底でプレーする機会が増加。ゴール数は減少したが、新加入のロビン・ファン・ペルシーが30ゴールを記録したことでルーニーの得点数の少なさに対する印象も薄れた。12月のシティー戦で決めたゴールを含み、リーグ戦で12ゴールを記録。リー奪還に貢献した。 ユナイテッド10シーズン目となった2013-14シーズンもゴールの嗅覚は衰えず、2014年2月、チャンピオンズリーグ、対レヴァークーゼン戦ででついに通算200ゴールを記録。また新たに5年半の契約更改を行った。 このシーズンは最終的に19ゴールを決めてチーム最多ゴール数を記録。ウェストハム戦での50メートルの超ロングシュートは年間最優秀ゴールに選出された。またこの年のワールドカップではウグルアイ戦でワールドカップ初ゴールを記録した。 クラブの転換期を迎えたユナイテッドにおいて、ルーニーは、その姿勢を 見せて若手を引っ張った。歴代監督たちは、ルーニーを最前線からトップ下、ときには中盤で起用するなど、高い万能性を改めて発揮。どのポジションにも高いレベルで順応しつつ、ルーニーはゴールスコアラーとして認識され、2014-15シーズンはクラブ最多となる13ゴールをマークしている。 ファン・ハールの指示の下、2015-16シーズンは中盤の底で起用されることも多かったが、それでも15ゴールを記録。特に、台頭したマーカス・ラシュフォードの後方で効果的に機能した。FAカップ決勝でトロフィーを掲げたキャプテンは、2017年1月21日に行なわれたストーク・シティー戦の終了直前にフリーキックを直接決め、サー・ボビーの通算249ゴールという記録を更新。新記録を樹立した今、ジョゼ・モウリーニョ監督体制でのタイトル獲得のため、より多くのゴールを決めることを願うはずだ。

省略を読む About ウェイン ルーニー
  • ポジション

    フォワード

  • イングランド

  • 生年月日

  • 入団

  • ユナイテッドでのデビュー

    v フェネルバフチェ(H)

  • 退団

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