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リザーブ&アカデミー

リザーブチーム紹介

ユナイテッドのリザーブチームは、指揮を執るウォーレン・ジョイス監督の下、数々の成功を収めてきた。

ユナイテッドは、2012-13シーズンから発足したバークレイズ・U-21プレミアリーグのノックアウトステージに進出し、決勝でトッテナムを下して優勝を遂げた。翌シーズンもタイトル獲得に大きく迫ったが、チェルシーに2-1で敗れた。

基本的には21歳以下の選手で構成されるが、オーバーエイジとして3選手(フィールドプレイヤーとGKを含む)の枠が設けられており、昨シーズンは負傷明けのジョニー・エヴァンス、ダレン・フレッチャーらが若手と共に試合に出場した。今シーズンからフォーマットが変更され、ユナイテッドは12チームから成るディビジョン1で戦う。

今シーズンからプレーオフ、あるいはシーズンファイナルが撤廃され、下位2チームがディビジョン2に降格する。

ユナイテッドはリーグ戦に加え、マンチェスター・シニアカップ、ランカシャー・シニアカップに出場予定。2012-13シーズンには両トロフィーを獲得し、今年の夏にはシティーに4-1で勝利し、シニアカップを獲得。

今シーズンからホームゲームのスタジアムも変更され、アルトリンチャムFCのホームスタジアムである、モス・レーンで戦うこととなった。今シーズンはサルフォードのAJベル・スタジアム、レイ・スポーツ・ヴィレッジなどでも試合を行う予定だが、大半はオールド・トラッフォードで開催される。大会の話題性を高めるため、アウェーマッチもシニアチームが使用しているグラウンドで行われるという。

シーズン開幕当初こそ若手主体のチーム構成となるが、シーズンが進むに連れてシニア選手がプレーする機会も増える。アドナン・ヤヌザイのようにファーストチームに昇格する選手もいれば、出場機会を求め期限付き移籍する選手も出てくるが、空いた穴はアカデミーチームから上がってくる選手によって埋められる。

10代の選手にとっては、より高いレベルでプレーする機会となり、より高い目標に向かってプレーする機会となるため、その恩恵は多い。数々の功績を残してきたジョイス監督の高い能力が証明されているばかりか、若手にチャンスを与えるというクラブの伝統を重んじている証でもある。

ユナイテッドのユースチームは優れた人材に恵まれている。リザーブチームでの成功は、ファーストチーム昇格への大きな階段と言えるだろう。ファーストチームとリザーブチームとではレベルの差があると議論になるが、ユナイテッドは今後も選手育成、そしてクラブの名誉とも言える人間形成に関してベストチームと称えられるだろう。ファーストチームへの昇格が主な目的だろうが、多くの選手がユナイテッドで順風満帆なキャリアを送るはずだ。

ユナイテッドのアカデミーとは

ユナイテッドのアカデミーは長年多くの未来のスターを輩出している。”バスビー・ベイブス”から”クラス・オブ・92'"に至るまで、若い才能の育成はこのクラブの細胞に織り込まれているとさえ言える。そしてそれは、今でも受け継がれている。

現在アカデミーでほぼすべてのカテゴリーを束ねているのが、卒業生であり”クラス・オブ・92'(92年生まれのクラス)"の一員だったニッキー・バットだ。マンチェスター生まれのバットは、現役時代は90年代にミッドフィールダーとしてトップレベルで活躍。彼はアカデミー生をファーストチームでプレーできるまでの選手に育てるのに必要な要素をすべて備えている。バットは18歳以下のチームを監督する他、さらに年少のカテゴリーも管理している。少年たちはAonトレーニング・コンプレックスの他、ザ・クリフとリトルトン・ロードの練習場も使用している。

18歳以下のカテゴリーを受け持つ元スパーズのコーチ、キエラン・マッケンナは、長年勤めたポール・マクギネス前コーチが2016年に離職した後、現職に就任した。由緒あるFAユースカップに参戦するのもこの世代で、ユナイテッドはこの大会で過去10回の優勝経験をもつ。そのうち5回は、バスビーの教え子たち、通称”バスビー・ベイブス”と呼ばれる世代が成し遂げたものだ。この大会が開設されて以来5連覇を誇った当時のチームには、ダンカン・エトワーズを始め、のちにユナイテッドの監督となるウィルフ・マクギネスらがいた。

直近でこの大会に優勝した際のポール・マクギネス監督は彼の息子で、2011年、双子のキーン兄弟、ポール・ポグバ、ラベル・モリソン、ジェシー・リンガードらがいたチームで、オールド・トラッフォードでシェフィールド・ユナイテッドを総計6-3で破り、見事優勝カップを手に入れた。

モリソンとキーン兄弟はその後ほかのクラブへと羽ばたいたが、ポグバとリンガードは現在もユナイテッドに所属し、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるイレブンの常連となっている。そのことは、アカデミー卒業生の実力の高さを証明している。

FAユースカップの他にはミルクカップがあり、北アイルランドで開催された2014年大会では、ユナイテッドはキャメロン・ボースウィック=ジャクソンのゴールでフランスのヴァンデを決勝で下して2年連続優勝を果たした。そのボースウィック=ジャクソンも、すでにファーストチームデビューを果たしている。またライアン・ギグスやデヴィッド・ベッカムも、アカデミー時代にこの大会で優勝した経験をもつ。

アカデミーが所属するリーグはやや複雑な構成で、プレミアリーグから15クラブ、チャンピオンシップから9クラブの計24クラブが参戦し、ノースとサウスの2ディビジョンに分かれて戦う。その後、ノースとサウスのトップ4同士が第1グループを構成し、続いて両ディビジョンの5位から8位のチームが第2グループ、両ディビジョンのそれ以下の順位のチームが第3グループという3つのグループに分かれ、第1グループでトップになったチームが優勝者となる。

アカデミーは単純に優れた選手を育てる訳ではなく、ひとりの人間を育てる施設であり、選手たちには「ユナイテッドを代表する選手である」という意識づけが徹底されている。 また付近のアシュトン・オン・マージー校との協力体制も整っているため、勉学も重視されている他、ピッチの内外問わず規律が守られている。

マット・バスビーが率いた1950年代からの、地元の学生をユナイテッドの選手として育てていくという伝統は今でも引き継がれている。そして『十分に優秀なら、十分に成熟しているということである』という真言は、いまだに息づいている。