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カバーニのゴールパフォーマンスに込められた意味

エディンソン・カバーニのゴールパフォーマンスには深い意味がある。それを本人が日曜のUnited Review(公式マッチデープログラム)に掲載される独占インタビューで語ってくれた。

2-1で勝利したフルアム戦でも、カバーニは先制された後で同点ゴールを決めた。

アルフォンス・アレオラが守るゴールをこじ開けたカバーニは、マンチェスター・ユナイテッド加入後5ゴールを決めている。

カバーニのフルアム戦同点ゴールvideo

カバーニのゴールパフォーマンスといえば、昨年末に敵地で開催されたエヴァートンとのカラバオカップ準々決勝でゴールを決めた際、エリック・バイリーから促されてやったシーンが記憶に新しい。

そのパフォーマンスに込められた意味について、カバーニ本人が教えてくれた。

「少し長い話になるけれど、僕の母国と先住民のチャルーア族の歴史に関係しているんだ」

「僕の娘の名前はインディアで、ウルグアイの先住民であるチャルーア族に関連している」

「ゴールを決めた後に弓を引いて、それを放つパフォーマンスには、娘の名前、それから母国の先住民という意味が込められているんだ」

「特別な意味があるパフォーマンスな���だよ。たしかに、この間はエリックに促されてやったね。ゴールを決めた後は、必ず弓を引いて放つパフォーマンスをやるようにしているんだ」

フルアム 1-2 ユナイテッド

チャルーア族は、南米のリオ・デ・ラ・プラタ(ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチン)の草地に住んでいた先住民で、ブリタニカ百科事典によれば「狩人」、「採集民」で、馬と生活するようになってからは野生の牛を狩って暮らしていたとされている。また、チャルーア族は獰猛な戦士で、弓矢の名手が多かった。弓矢以外にもボーラ、パチンコ、槍などの狩猟用具を使いこなしていたという。

ウルグアイ代表で118試合に出場しているカバーニは、代表で“Los Charrúas(ザ・チャルーア)”というニックネームで呼ばれている。その断固たる決意、不屈のメンタリティは、崇められているチャルーア族の闘志から受け継いだものに違いない。

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